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アラビア書道とその周辺

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2010.08.17
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今日は高知から高松を目指します。

土讃線を使えば3時間ほどで着いてしまいますが、そのルートは以前乗ったことがあるので、違うルートで向かいます。

まず、高知から乗り換え駅の後免(ごめん)まで出て、そこから土佐・くろしお鉄道で安芸経由終点の奈半利まで行きます。
後免駅の端っこにワンマンカーが止まっています。
後免駅を出ると、列車は高架線を走り始めます。最初だけかと思ったら、終点まで続きました。線路状態も大変よく、ほとんど揺れず、踏切も全くありません。なぜこんなローカル線にこれだけ高規格なものが使われているのかと思いましたが、国鉄時代最後に作られた線なので贅沢に作られています。

後免を出てしばらくすると太平洋の海が眼下に広がります。
天気もよく良い眺めです。途中数か所で列車のすれ違いがありますが、駅間がそれほど長くないので、ほとんど待ちもなく、スムーズに走ります。安芸のひとつ前に球場前という駅があり、ここに阪神タイガースのキャンプ地である安芸野球場があります。

この線は面白いことに駅ごとに愛称がついています。すべて、高知が生んだ漫画家やなせたかしさんがつけました。ひとつひとつキャラクターになっています。例えば、野須では「やす にんぎょちゃん」、和食は「わじき かっぱちゃん」、球場前は「きゅうじょう ぼーる君」、安芸は「あき うたこちゃん」と演歌歌手風のイラストが描かれています。車内アナウンスではいちいちこの愛称もいうのですが、なかなか面白い考えです。

終点奈半利からはバスで室戸岬経由甲の浦まで駆け抜けます。
接続が悪く一時間ほど時間を潰す必要があるのですが、早朝のため、全く店が開いていません。幸い海からの風も涼しいので読書をして待ちます。
5分ほど遅れてバスが到着します。普通の乗り合いバスです。乗客は全部で5人で、学生一人と老人3人です。

バスは安芸の海岸線を順調に進みます。ほとんど信号はありません。バス停で乗り降りする客もなく、どんどん通過して行きます。ただ、バス前方に掲げてある料金表の上がり方がタクシー並みに早いです。
バスは時々本線から外れて、集落の細い道を走ってからまた元に戻ります。このため、室戸岬まで1時間ほどかかります。室戸営業所で、運転手が交替します。室戸岬の先端にはいろいろ施設がありますが、そこに行く観光客はもちろん路線バスなどつかわず高知あたりから直行バスを使います。

病院で数人降ろしたあと、何と乗客は私を含め二人となり、これでは終点まで一人でゆくことになるのかなと思ったところ、途中から家族づれがトランクを持って乗り込んできました。
さらに一時間走るとバスは終点の一つ手前の甲が浦駅に到着します。

この駅は周辺には神社があるだけで何もない殺風景なところにぽつんとあります。セミとキリギリスがうるさいほど鳴いています。
駅舎は可愛らしい山小屋風です。おばさん二人がおり、小さな売店で切符ちょっとした名産品を売っています。ここも第三セクターの鉄道で阿佐海岸鉄道と立派な名前が付いていますがわずか3駅のミニ鉄道です。

この駅のホームは階段を延々と数十段上がったところにあります。
この鉄道も高架で踏切がない、高規格の鉄道ですが、計画が途中で変更されて終点になったため、不便な終着駅になっています。先ほど乗った土佐・くろしお鉄道の奈半利と繋ぐ計画で建設されてきたのが、途中で取り止めになってしまったという経緯があります。これが繋がっていれば列車で四国をぐるっと一周する旅というのが簡単にできたのですが。

土佐・くろしお鉄道安芸線(ド派手な阪神タイガース仕様列車)





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最終更新日  2010.08.25 00:06:31
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