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このまえのブログに「エジプトはナイルの賜物」という言葉を書きました。そのなかで賜物にあたるアラビア語hibaという単語について少し説明しました。余り聞いたことがない単語ですとも言いました。
ところがある方にこのhibaという単語の語源であるwahabaのなかにワッハーブ(wahhaab)という単語があると、指摘されました。 確かに載っています。 ワッハーブはイスラム教の宗派の一つで、創始者ムハンマド・イブン=アブドゥルワッハーブ(ワッハーブ)の名前から取られています。 ワッハーブ派は、Wikipediaによりますと、『18世紀にアラビア半島内陸のナジュドに起こったイスラム教の改革運動である。宗派としてはスンナ派に属するが、その下位宗派に数えられる場合もある。』とあります。 現在、サウジアラビアを統治するサウド家はワッハーブ派です。また、オサマ・ビン・ラーデンも元ワッハーブ派出身ということで一時よく取り上げられた宗派でもあります。 このhibaという単語は、余り聞いたことがないというどころか結構有名な単語の関連語だったと分かりました。アラビア語は元木のように(ちょっと古いか?)なかなか曲者です。 アラビア語的に言うと、wahhaabは「wahabaをよく行う人」を表す意味になることがあります。つまり、よく寄付する人ということで多分、祖先は非常に大金持ちでかつ寛大で貧しい人に施しをたくさん行った方ではないか、と勝手に想像しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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