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カテゴリ:旅
LCCのエアーアジアXにがいよいよ日本に入ってきます。LCCとは”Low Cost Carrier"のことで格安航空会社のことです。既に日本にはテレビでも取り上げられた春秋航空など数社が入ってきていますが、アジア最大手のエアーアジアが入って来るとアジア各地への運賃が大幅に安くなる可能性があります。
実は今年6月にマレーシア、ブルネイ、シンガポールに行った時にこのエアーアジアに何度か乗りました。(詳細は5月25日のブログを参照..... するほどのことでもありませんが)。余分なところのコストを削っているなあと思いましたが、特に不便さは感じませんでした。 安さばかりが強調されていますが、その分、いろいろ不便さもあります。 まず、代理店を使わないため、インターネットで自分で予約を入れなければならないのですが、今のところ英語表記のサイトしかありません。同社の申し込みのサイトから乗降空港名や乗船日時はもちろん、食事が必要か、座席指定が必要か、荷物が15キロ以上あるのか、保険を掛けるかとなかなか選択項目が多く大変です。 また、予約変更するだけで変更料金がかかります。手荷物は15キロ以上になるとエクストラが発生、座席は早い者勝ちです(追加料金を払えば指定できますが)。機内食及び飲物は別途料金がかかります。それからかなり座席は窮屈です。 でも余り説明されていないのが、トランジット(乗り継ぎ)の場合です。 例えば、羽田からクアラルンプール経由シンガポールに行く場合、他の航空会社であればクアラルンプール空港内にあるトランジットカウンターに行き、乗り継ぎ便のチケットをもらって同じ建物の中の乗り継ぎ便のゲートに向かうだけです。ところが、LCCの場合は、クアラルンプールにトランジットカウンターがないので(そもそも空港の建物が異なる)、一旦入国審査を受け、再度チェックインし直す必要があります。よって乗り継ぎ時間は多めに見ておく必要があります。もちろん、羽田ークアラルンプール便が遅れても、乗り継ぎ便は待ってくれませんし、航空会社で無料ホテル券ももらえません。 まあ、LCCは空港と空港だけをピンポイントでひたすら安く結んでいる、長距離バスのような乗り物と思えば良いでしょう。 東南アジア内で移動するにはこのエアアジアはすこぶる便利ですが、羽田-クアラルンプールのように長距離になると、飲食物はないし、窮屈な座席ですので、少し疲れそうです。当面はお金がなくて、時間の余っている学生や若い老人で、かつインターネットの使用にある程度慣れている人が利用するのではないかと思います。でも次第に市民権を得てくるだろうと思います。 今日の発表を聞いて、いきなり成田ではなく、羽田に入ってくるとは思いませんでした。個人的にはこれでアジア旅行をするのに使う飛行機会社の選択肢が増えたと喜んでいます。 エアアジアのターミナルに行く専用バス(クアラルンプール)。「2000万人の乗客を運んだ、簡単に予約、アジア最優秀賞受賞航空会社、単一クラスで自由席」という広告が書かれています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.21 23:51:52
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