アラビア書道とその周辺

名古屋のお稽古の後、いつもならそそくさと新幹線に乗り京都に向かうのですが、今回は名古屋の生徒さんが知り合いのあんかけスパゲティ屋さんに連れて行ってくれました。

あんかけスパゲティは生涯に２回食べたことがあります。

初めて食べたのは新橋駅から虎ノ門に向かうところにあった店で店名は忘れたので調べてみると「パスタ・デ・ココ 港区西新橋烏森通店」とあり、カレーで有名なCoCoの関連店でした。
その次は名古屋のお稽古のある中日ビルのB2にある「スパゲティハウスチャオ中日ビル店」でした。

今回の店は「ヨコイ」という名前で栄駅近くの飲食店が多い住吉地区の真ん中にあるビルの２階にありました。ちょっと古びた感じの洋食屋で、コックさんが何人もいて元気がよい店です。

メニューを見ると何か聞いたことがあるようなないようなネーミングが並んでいますので、お店お勧めのミラカンというのを注文します。
ミラカンとはミラネーズとカントリーの合成語？のようです。ミラネーズはベーコン、ハム、ウインナー、マッシュルーム入り、カントリーはピーマン、オニオン、マッシュルーム、トマト入りのことだそうです。名前と内容物の関係が今ひとつ分かりませんが、ミラノ風は肉系、カントリーは野菜系のようです。ミラカンはその両方が入っている豪華版??ということらしいです。

更に量も1、1.2，1.5と三種類から選択できます。名古屋飯は全体的にボリュームがあるのが特徴なですが、好物のスパゲティなので1.2なら大丈夫だと判断。聞いてみると１は250gということなので、1.2では300gということになります。

出てきたのを見た時、１の方にしておいた方が良かったかなと思わせる大盛りです。皿から具がこぼれ落ちそうです。天辺に白身魚のフライが二本、更に少し懐かしいウインナーがバラバラと大量に振りかけてあります。また、別皿にポテトサラダとキャベツの酢漬けが付いています。

味は、トマト味のデミグラスソースにコショウをたっぷり目にかけた感じですが、それほどこってり感はなく、ドンドン食べ進められます。かなり太目のパスタと絡んでなかなか美味しいです。ただフツーに美味しいというより、クセになる系の味です。一気に完食しましたが、1.5だったら、ちょっと多かったかも知れません。

基本的にはソースはどのメニューも同じでトッピングが名前の違いのようです。また、ソースはあんかけスパゲティ業界（あるのかどうか知りませんが）にだいたい共通のようで、以前食べた二店もよく似た味つけだった気がします。

ヨコイはあんかけスパゲティの元祖とも言われているそうで、確かに店の雰囲気は老舗の貫禄があります。とはいうものの敷居が高い訳ではなく至って普通の少しレトロ感のあるお店です。
なお、ソースはレトルトでも販売しています。

値段は普通盛りがミラカンの場合９００円ですが、15.でも1,000円と割安です。昼時でもあり、近所のサラリーマンが入れ替わり立ち替わりやってきます。

京都のお稽古が休止となったため、しばらくの間、昼にかなり時間ができるようになりました。名古屋ででの滞在時間がとれるのでこれからは名古屋飯の開拓に勤（いそ）しむことにします。

ヨコイのミラカン1.2