アラビア書道とその周辺

名古屋のお稽古の後、今回の名古屋食は味噌煮込みうどんにしました。

味噌煮込みうどんはいくつかの老舗があるようですが、手っ取り早く名古屋駅の名鉄百貨店にあった山本屋総本家に入ることにしました。
昼すぎでしたがそれほど混んでなくてすぐ座れました。
味噌煮込みうどんは結構値段が高く、この店の単品で一番安い玉子入り味噌煮込みうどんでも1,082円します。
注文の際に、そばアレルギーは大丈夫ですか？と聞かれます。うどんなので小麦アレルギーならわかるのですが、そばアレルギーとは変な感じです。すると、うどんの打ち粉にそば粉を使用しているとのこと。つまり、うどんなのにそばアレルギーの人は食べられないということです。
うどんはグツグツと煮たった土鍋で出されます。紙製の前掛けを付けてあとはひたすら食べるだけです。土鍋の蓋には蒸気穴がなく、そのまま皿代わりに使うようになっています。
中身はうどんと油揚げ、ネギ、かまぼこ、卵しか見当たらず、いたってシンプルです。
うどんは生煮えかと思うほど噛みごたえがあります。讃岐うどんのコシとは違いどちらかと言うと、ゴツゴツした素朴な感じの味ですが、濃厚なスープとよく合います。
スープは甘い八丁味噌味と出汁がよく効いて結構濃厚な味です。白いご飯が絶対に合います。具は少ないものの汁が多いのでそれを飲むだけで十分腹いっぱいになります。ただ、味は最後まで同じなのでちょっと飽きてきます。

山本屋総本家のホームページよると、『大正14年名古屋大須にて、初代店主である島本万吉と妻きぬによって 「山本屋」という屋号を買い取り開業したのが、今の「山本屋総本家」のはじまりです。』とあります。
この味噌煮込みうどん専門店にもうひとつ「山本屋」という店があります。紛らわしい名前でこちらも有名らしいのですが、総本家の創業の方が古そうです。両者は特に暖簾分けとか親戚だったとかいうことではなさそうですが、特に本家争いはしていないようです。

実はお稽古のある中日ビルのB2に山本屋の方のお店があります。次回はここで食べて味の比較をしたいと思います。

山本屋総本家の玉子入り味噌煮込みうどん（名駅名鉄百貨店店）