1863102 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アラビア書道とその周辺

アラビア書道とその周辺

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

2010.11.12
XML
カテゴリ:催し物
第20回西アジア細密画展に行ってきました。

荒木郁代さん率いる「西アジア差密画の会」が毎年、東京・吉祥寺の井之頭画廊で開催していますが、今年で20周年になりました。

荒木さんご本人の作品数点とその生徒さんの作品、合わせて29点が展示されていました。うち一点はペルシア絨毯の模様からモチーフを取った合同作品でした。

以前にも展示されているのを見たことがある作品の「胡姫」がなかなか秀逸です。胡とは、漢民族が中国の北部や西部の異民族(とくに遊牧民族)を卑しんで呼んだ言葉らしいですが、作品の中に艶やかな女性が一人描かれています。その女性の着物の裾(すそ)がそのまま、額のマット部分にあるマーブリング紙と一体化しています。なかなか斬新な描き方でご本人も気に入っている作品のようで、来客に説明されていました。

荒木さんが「西アジア細密細密画の会」をしたのが、細密画を始めて8年目ということでしたので、今年で細密画を始めて28年になります(と会場内の説明書きにありました)。やはり30年近く細密画を一筋にやられているということで年期が入っています。一方、生徒さんの作品のなかにはまだ1年目ぐらいの方の作品もありました。

作品展には荒木さんの新作の他に28年間で描かれた過去の作品も数点飾られていました。また、アラブの短編の挿絵を鉛筆画でかかれたものの原画が展示されていたりしました。

招待状のハガキには会の生徒さんの名前が22名記載されていましたが、やはり男性の名前は1名のみでした。
細密画は非常に細い筆で少しずつ書き加えて行くのでかなり目が疲れますので、生徒さんもさぞかし若い方ばかりかなと思いますが、なかには74歳の方もいらっしゃるということで、歳には関係なさそうです。

細密画にはペルシア書体のシンプルで且つが書体が似合います。細密画も描けて、ペルシア書体も書ければ鬼に金棒の作品ができると思いますが、両方極めるには60年ぐらいかかりそうです。

作品展は11月14日までです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.11.14 13:40:49
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X