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アラビア書道とその周辺

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2010.12.19
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カテゴリ:催し物
先にお話していた12月16日のカタールのドーハでサザビーのオークションが行われました。

145点が出品されており、そのうち100点ほどが落札されています。

最高額はAhmad Mustafa氏の、カタログの表紙にもなっている作品でUS$842,500(約6,740万円)です。同氏はもう一品出しており、そちらの方もUS$458,250(約3,666万円)で売れていますので、合計1億円超えです。

概して現代作家の作品、それも伝統的なスタイルではない作品に高い値段が付けられている傾向にあります。

現代の伝統的なスタイルの作品は余り高い値段が付いていないか、値段が付かなかったのか落札価格が載っていないものが多いです。

歴史的な価値のあるものは比較的高額です。例えば、スルタンAbd al-majid(1839-61)に奉納されたカアバ神殿の入り口のカーテンがUS$362,500(約29百万円)と高額な値段がついています。10世紀ごろのクーフィー体のコーラン1ページにもUS$2,000の価格がついていたりします。

4粒の米粒にアラビア文字を書いた作品はUS$1,875(約15万円)で落札されています。
石灯籠のようなオブジェ US$182,500(1,460万円)も

さて本田先生の作品はというと、参考価格US$20,000~30,000でしたが、最終的には参考価格より高く、US$50,000で落札されました。現代作家作品のなかでもかなり高額落札価格になりました。

この作品は174.5cm×135.3cmのかなり大きめのサイズですが、1平方センチあたりに換算するとUS$2.11ということになります。ということは、本田先生にお手本を書いてもらうとA3サイズ換算でUS$2,623、つまり21万円くらいになります。

世界的なオークションで作品に値段がついたということは、世界に認められたということでこれからもいよいよ作品作りに忙しくなるのではと思います。


上から、本田先生作「The Green Cosmos」、米粒にアラビア文字を書いた「Four rice/wheat grain micro-calligraphies」、多分キスワと思われる「A silver and gilt-metal thread embroidered calligraphic panel」





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最終更新日  2010.12.19 12:01:42
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