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アラビア書道とその周辺

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2011.05.21
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カテゴリ:催し物
大阪の南森町に向かいます。
大阪天満宮のすぐそばにある朝陽会館で、親戚の娘さんが新内(しんない)の発表会を聴くためです。岡本流新内節の第五回さつき会というのが正式な名称です。。

12:00開始でギリギリに会場に飛び込むと座敷には既に10名ほどの観客がいました。皆そこそこの年齢の方ばかりでちょっと場違いな感じでした。

親戚の娘さんはまだ始めたばかりということで、一番最初の出番です。まだソロで謡うのは早いためか、他に二人の若い女性と一緒です。出し物は「艶姿新内組曲『縁でこそ』をめぐる・・・・」となっています。内容は新内の紹介文のような感じがしました。
一部ソロの部分はあるものの、ほとんど合唱で、三味線3人と6人の編成で、なかなか華やかでした。

2番目に出て来られた方は自分で三味線を弾きながら語る、いわゆる弾き語りでした。声は素人目にも良く響いていたように思ったのですが、三味線がところどころ、ひっかかり、伴奏をされていたお師匠さん(らしい方)の音とも少し外れていました。そして、少しハラハラしながら聴いていたところ、何と三味線の弦が切れるというハプニングありました。師匠がその場で急遽弦を張り直し、弾き語りは続きました。

3番目が終わったころ、午後に千里中央で、書道のお稽古があったので中座しましたが、部屋の外には結構な数の方が会場に入りきれず、廊下のようなところで聴いておられました。なかなか根強いファンがいるようです。

新内はWikipediaの説明もちょっと分かりにくいのですが、江戸時代の1700年代中頃に流行った浄瑠璃の一派で、その内容は、男女の愛を謡った艶っぽいものから、滑稽ものまでいろいろあるようです。特に、三味線一丁で吉原を中心に街頭を流す新内節は、遊女の心情をきめこまかに描いた曲の内容から、江戸情緒を代表する庶民的な音楽として知られたということです。
新内がながれているといかにも江戸情緒の雰囲気になる、あれです。

もらったパンフレットを見てみると、出し物が書かれており、子宝三番叟、明烏、夢のおはん、富本豊志賀、一葉日記、耳なし芳一、恋娘昔八丈となかなかバリエーションに富んでいます。年数を重ね上手くなると、名取りとなり、岡本という名前をもらうことができるようです。

この朝陽会館は能楽堂で、狭いながらもちゃんと高座があります。
また、近くに繁昌亭という落語専門の寄席があったりと、東京で言えば浅草、吉原の雰囲気に似ています。
すぐそばに日本一長い商店街、天神橋筋商店街が通っており、下町情緒満載の地域です。

ちなみにこの後、千里中央のお稽古に行ったところ、センチューパルの野外ステージではAKB48のメンバーが新曲発表で歌い踊っていました。お稽古の間中歓声が聞こえており、新旧の歌謡を聞いた何となく充実した日でした。





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最終更新日  2011.05.23 22:38:37
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