アラビア書道とその周辺

西新宿のクラブツーリズムに行きます。

今日ここで旅行説明会が行われるのですが、そこで説明会に来られた方にアラビア書道のお名前書きサービスを行うためです。

今日は本来、中東の日ということで中東向け旅行の説明会ということになっていました。ところが、昨今の情勢により、中東の国で現在旅行できそうな国がドンドンなくなり、ついにモロッコのみとなってしまいました。それでは寂しいので、南アフリカ、マダガスカル、カムチャッカなどもいっしょになって説明会が行われました。

お名前書きは12:30～13:30と14:30～15:30の二回行いました。
お名前書き用に準備したデザイン用紙は５０枚。まあ、２時間ほどですので物理的に2.5分に一枚程度なら５０枚あれば大丈夫だと踏んだからです。

説明会が始まる少し前、「へえ、珍しいものや書いてもらおう」というノリで次々と来られ、一時バックオーダーが１０件にもなってしまいましたが、説明会が始まって皆さんは会場に入ったのでその隙に書くことができたので、余り慌てることもありませんでした。ところが、その書いた紙を持っているのを見て、別の方がバラバラと来られ、急に忙しくなってきました。結局、用意した５０枚はあっさりとなくなり、15:10頃には終了しました。もっと枚数を準備してきても良かったかなと少し反省しましたが、余り多くても有り難みがないのでこの程度でよかったのかも知れません。
先週、デザインフェスタでお名前書きをしたばかりでしたが、今日の方が墨と紙の相性が良かったのか、非常にスムーズに書くことができ、余り疲れませんでした。

ところで、少し驚いたのは南アフリカのツアー説明会には100名以上の方が熱心に説明を聞いています。以前、私も出張で行ったことはありますが、日本からだと直行便はないのでシンガポールあたりで乗り換えても２０時間ぐらいかかった記憶があり、決して楽な旅と思えないのですが。

お名前を書いた方の中に既に１５０ヶ国以上行ったことがあるという強者が何人もいらっしゃいました。
中東でもサウジ以外は全て行ったと豪語される女性がいらっしゃいましたが、サウジだけは女性一人ではビザが降りんかったと少し憎々しげでした。今なら降りそうですがサウジへのツアーが始まったころ、しばらくの間サウジは女性単独での旅行者にはビザが降りませんでした。

旅行説明会に来られている方の多くはどう見ても７０歳は超えています。もちろん女性の方が多いですが、ご夫婦も結構来られています。旅行業界はこのようなコアな旅行者で成り立っていることを知りました。


旅行説明会に雰囲気を盛り上げるために、アラビア書道で国名と首都名を書いたＡ３の作品を生徒さんに書いてもらいました。皆さん創意工夫されており、なかなか好評でした。