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カテゴリ:イスラム
今回のブックフェアに「イスラム インターナショナル パブリケーション」いうところが出展していました。
聞き慣れない出版社なので、立ち寄ってみると、展示物は当然のことながらイスラムの教え的なものが多かったですが、担当者に聞いてみると、イスラム教アハマディ派の布教のブースのような感じでした。アハマディアムスリム協会というのが本体で、日本にも支社が名古屋、千葉、福岡にあるということでした。 昨年も出展していたということでしたが、気が付きませんでした。「私たちはなぜイスラム教を信じるのか?」などいくつかのパンフレットをもらいました。 Wikipediaを見るとアハマディア派については、日本語ではわずか4行しか書かれておらず、ちょっともの足らないので、英語版の方を見てみるといろいろなことが分かります。 一言で言えばインドで起こったイスラム改革派として1889年に開祖ミルザ・グラム・アハマディ師が興した宗教運動で、イスラム教の一派であるとされています。 その思想はムハンマドの後にマハディー(約束された者)を待ち望むという、キリスト教におけるメシア(救世主)思想と似ていることから、ムハンマドの再来とも取れるニュアンスがあり、地域によってはかなり攻撃を受けたようです。特にパキスタンではグラム・アハマドの後継者が亡くなった後、分裂しアハマディア・ムスリムコミュニティとラホール・アフマディア運動が起こり、アハマディア派の方はイスラム教として認められていないようです。 現在、海外の活動拠点は英国にあり、195ヶ国に支部を持ち、数千万人の信者がいるとあります。 日本ではイスラム教の宗派としては、せいぜいスンニー派とシーア派ぐらいしか認識されていませんが、イスラム教も長い歴史の間に多くの宗派に分かれていることが分かります。私もアハマディ派が日本で布教しているとは知りませんでした。 ホームページは(http://www.ahmadiyyat.jp/)を参照して下さい。 いろいろ興味深いサイトがありますが、「なぜ豚を禁じられているか?」について詳しく説明されています。また、コーランの全訳もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.07.09 02:09:58
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