アラビア書道とその周辺

ちょっと古い記事ですが、朝日新聞１月３０日付の夕刊に面白い記事が載っていました。

「５年がかり　巨大コーラン」という見出しで、アフガニスタンのアラビア語書道家フサイニー・ハドリーさんが５年がかりで巨大なコーランを感性させたということです。コーランのサイズは２２８cm×１５５cmで２１８ページあるとのこと。
５年前といえば戦火の真っ直中だっただけに、かなり大変だったと察します。

あちらこちらの博物館で大きなコーランを見る機会がありました。昨年書道ツアーを行ったウズベキスタンのタシケントにも結構大きなコーランがありましたが、２メートルもの大きさはありませんでした。

この巨大コーランをベースにして、アフガニスタンでも独自にコーランを発刊するのかなと思いました。ただこれだけの大きさだとコピーして縮小するのも大変で、それだけの設備が現在のアフガニスタンにあるかは疑問です。

因みに２年前招待されたカタールでは、コーランの原稿作成に一人の書道家が１年半ぐらいかかって書いています。
コーランも一生懸命書けば１年ちょっとで全文書けるようです。誰か日本でトライする人はいないでしょうか。
（開端章から書き始めると、雌牛章あたりで早くも息切れする恐れあり）



記事はインターネットでも見ることができます。（http://www.asahi.com/international/update/0130/TKY201201300072.html）