1863770 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アラビア書道とその周辺

アラビア書道とその周辺

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

2013.02.05
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
東京・有楽町駅近くの出光美術館に行って来ました。

現在開催中の『オリエントの美術』展を見るためです。

たまたま、朝日カルチャーセンター横浜に割引券があったので200円割引で800円で見ることができました。

全部で144点とかなり見応えがあります。展示はエジプト文明とメソポタミア文明、ローマ時代の技術革新-ガラスの美-、実用の美-イスラーム美術-とコーナーを分けてあり、説明も細かく分かりやすかったです。

やはり気になるのはイスラーム美術ですが、67点と全体の半分近くを占めています。
16世紀~17世紀にかけてのイランとトルコのものが多かったのですが、”ラスター彩・・・”と付いた陶器がいくつか見られました。

これは、陶芸用語大辞典によると「 ・・・・光の角度によってやきものの表面がキラキラと七色の虹のように輝く光沢をもつペルシア施釉陶器。この現象は、釉薬の表面に置かれた顔料の非常に薄い金属皮膜が光線を複雑に乱反射するオパール現象によって、生ずるもので、金彩などのストレートな輝きとは異質の幻想的なものといえる。」とあります。

いずれもなかなか綺麗な作品ばかりです。

また、『銀象嵌ナスヒー書体銘文大盤』という大きなタライのような展示物がありました。当然、職業柄、”ナスヒー書体”という単語に反応しました。ただ、ナスヒー書体らしき文字はちょっと判別しにくい文字でかなり図案化されているような気がしました。

また、他のもので珍しかったものは玄武岩で作られた分銅でした。単なる石ころではなく鳥の姿に小さくデザインされたもので、紀元前1千年紀のものとは想像できないほど精巧に作られていました。

紀元前1千年紀『朱鷺のミイラ』の展示物も面白かったです。実際に中をスキャンした写真が展示されており、朱鷺のミイラが実際に入っているのが判明している珍しいものです。

見終わった後、休息コーナーがあり、お堀端に向かってソファーがずらっと並べられており、無料のお茶(緑茶、烏龍茶、ほうじ茶)が自由に飲めます。展示物の鑑賞後、ゆったりとくつろぐには絶好の場所です。

出光美術館は、帝国劇場に入っているビルの9階にあり、正に都会のオアシス的空間です。
平日の閉館前という時間帯でしたが、そこそこ人が入っていました。

3月24日(日)まで展示中です。休館日は毎週月曜日ですが、2月11日は開館。
開館時間は10:00~17:00(入館は16:30まで)、毎週金曜日は19:00まで(入館は18:30まで)です。

20130205出光美術館.jpg





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.02.06 01:41:25
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X