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アラビア書道とその周辺

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2013.03.03
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カテゴリ:催し物
東京上野の東京都美術館に國際書道連盟展に行ってきました。

同じ館でグレコ展も開催中ということでしたが、日曜日の昼過ぎにしては比較的空いていました。
造形書部門に28点が展示され、アラビア書道と英語のカリグラフィーが同コーナーに展示されていました。

今回のアラビア書道の出品数は4点のみと少し少なめでしたが、準特選が2点と秀作が1点と非常に入選率が高くなっていました。

準特選のうち、一点はジャリーディーワーニ書体でコーランのルクマーン章の一節、もう一点はディーワーニ書体でアラビアの詩が書かれていました。秀作はジャリーディーワーニ書体で書かれていました。

造形書ではなく、普通の書道の方に毛筆で白い紙にアラビア文字で書かれた書がパキスタンとイランから数点出されていました。いずれも日本のお習字のように書かれた文字ばかりでかすれあり、にじみありで、アラビア書道のカテゴリーではありません。それでもうち一点は連盟賞を受賞していました。

ところが一つ大問題がありました。

日本風に書かれたアラビア文字の中の一点の作品の展示が上下逆になっていたのです。急ぎ受け付けにその旨を説明したところ、慌てて至急展示し直すということでしたが、しばらくしてから別の係員が現れ、昨日書いた本人から既に指摘があったとのこと。なぜ展示し直さないのかと聞いたところ、今から表装をはずすと手間暇がかかり、展示に間に合わないからで、そのことは既にご本人にも伝えてあり了承をとったとのこと。

書いた本人が来て、指摘しているにも関わらず、展示し直さないとは非常に問題。以前にも間違って展示していたことがありましたが、ちゃんと一日でかけ直されていましたのに今回は無視しています。

特に書いてある内容が絶対間違えてはいけない言葉なので、敬虔なイスラム教徒の方がこれを見た場合、国際問題に発展しかねないのですが、そのあたりの感覚が分かっていない様子。
今回、この展示展を見た方は、是非どの作品が逆さまに飾ってあるのかを探してみて下さい。





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最終更新日  2013.03.03 17:21:03
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