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アラビア書道とその周辺

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2013.05.30
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今日はザイド大学(Zayd university)に行きます。

ホテルからタクシーで20分ほどで校舎が見えるのですが、入り口まで大きく迂回するため、かなり時間がかかります。

ここの日本クラブの生徒さん二人が出迎えてくれました。
ザイド大学は女子大ですので、先生や一部の従業員を除いて、全て女性です。一部普通の服を着ている生徒もいますが、ほとんどが黒いアバヤを着ており、顔まで隠している生徒も少しいます。
男性がほとんどいないキャンパスを歩いたので、少し緊張しましたが、特にこちらの方をジロジロ見るようなこともなく、生徒さんたちは自然な振る舞いでした。

日本クラブは大学のクラブ組織の一つで、マンガ、日本人タレントなど日本文化に興味が有る生徒の集まりです。クラブ員は全部で40人ぐらいいるそうですが、実質的な活動をしているのは20人ほどとのこと。

かなり大きめの講義室が準備されていました。狭いミーティングルームのようなところを想像していたので少し驚きました。

11:00からイベント開始の予定でしたが、3人ほどしか集まらず、少し心配でしたが、その後、遅れてパラパラと10人ほど集まりました。
実はこの日は夏休み前の最後の日だったと言うこともあって皆さん忙しかったようです。

始めに生徒さんの名前をアラビア書道で書いて差し上げましたら、非常に喜ばれました。
アーイシャ、ファーティマ、マリヤムなど伝統的な名前もありましたが、フルード、アルヤー、イルハーム、ヌジュード、マズハルと余り聞いたことがない名前もありました。

日本クラブの生徒さんはお互いに日本名で呼んでいるとのこと。アラブ人の名前は同名が多いのでこの方が区別しやすいからだとのこと。

本田先生の作品や日本人が書いたアラビア書道作品のいくつかを紹介しました。なかで食いつきが良かったのがウイグル文字で書かれたものでした。彼女たちはウイグルといってもピンと来てませんでしたが。

書いたお手本を見ながら数名が体験しました。
学校で習ったことがあるという生徒さんもいましたが、ほとんどが初めてのようでした。なかなか思うような線が出ないので、悪戦苦闘していました。中にはお父さんの名前お母さんの名前様書いてくれと言う生徒さんもいました。

日本クラブの部室も見せてもらいました。
天井の高い明るい部屋の壁一面に嵐、モーニング娘。(サイン入り。テレビ局関係者からもらったとのこと)、日本の風景、先輩が描いたマンガなどが一面に貼られています。この部屋で色々催し物の準備をするそうです。

ザイド大学日本クラブの部室
20130530ざいどだいがく.jpg

学内には、中国クラブ、韓国クラブ、UAEクラブ、美術クラブ、音楽クラブなどいくつものクラブがあります。年に1回クラブのお祭りが3月にあり、その時日本クラブは、着物を着てパフォーマンスをしたそうです。

時々、日本人芸術家が来たり、マスコミの取材が来るようで、最近も日本書道家が来たそうです。安部首相夫人からもらったという記念品もおいてありました。

昼は学校のカフェテリアで食事をおごってもらいました。
セルフサービスでいくつかのメニューから選べるようになっています。生徒さんは全員コーラをもっていました。必須アイテムのようです。
ビリヤニにアラブ風のシチューをかけたような料理を食べましたが、結構美味しかったです。パセリサラダも良かったです。

ケーキ、ジュース専門のカフェテリア、コーヒー専門店、コンビニのサークルKも入っています。広々としたスペースで非常に恵まれた施設です。

学校はドバイ中心街からは少し離れていますが、路線バスなど公共輸送手段がないので、生徒は自分で車を運転して来るか、親に送ってもらうか、学校のスクールバスを使います。

現在大学には日本人の先生は居ません。そのため中国とか韓国クラブに押され気味のようです。両国は国策で先生を送っていますので、日本も必要だと思います。現在クラブにはドバイ在住の日本人の方や日本人学校の先生に時々来て貰って活動を続けているとのこと。

学内では英語が共通語です。
大学の授業も全て英語です。見ていると通常の会話でもお互いに英語で話しており、アラビア語でしゃべっていることはほとんどありませんでした。彼女たちの英語は、抑揚が少ないアクセントで、語尾が上がり基調で話されるクセがあるため、時々聞き取りにくいことがありました。

中に日本語が非常に流暢な生徒さんがいました。聞いてみると、全てインターネットでの独学とのことですが、旅行会社でアルバイトのようなこともやっているとのことです。

今回は全て日本クラブの生徒さんがアレンジしてくれたのですが、ほぼ完璧でした。荷物をお持ちしましょうかと申し出たり、帰りのタクシーもすぐアレンジしてくれるとか、手際が良かったです。やはり、国際感覚に優れた裕福な家庭の育ちの子女ばかりのためでしょうか。





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最終更新日  2013.06.07 23:26:10
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