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カテゴリ:催し物
先日一部の方にはご連絡しました東京・虎ノ門の東京中国文化センターで本日から開催された中国寧夏書画院展・中国寧夏無形文化遺産展に行ってきました。
16:00過ぎに到着。 ちょうど開会式か除幕式が終わった後のようで、皆さんのんびりと食事などされていました。 展示物は中国式アラビア書道を中心に切り絵、口琴、土笛など。 今回お話を頂いた時、アラビア書道は普通の書道に混じって数点ぐらいかなと思っていたところ、展示されていた書道は全てアラビア書道でした。 通訳らしい方にアラビア書道の張子英先生はいますかと聞くとまだ30過ぎの若い方が現れました。 日本アラビア書道協会の者と伝えると、大変喜び、何か書いて欲しいものはないかと聞かれたので、バスマラを書いてもらいました。 (目の前で書いてくれたバスマラ) 面白かったのは筆で、毛筆ではなく、プラスチック製の細い板に布を巻き付け、テープで留めたものに墨汁を浸して書きます。幅の違う筆を何本も手元に置いてあります。 この板状の筆は現在フランスにいるアラビア書道家ハッサン・マスウーディー氏が使うボール紙製の筆と良く似た感じです。 (展示中のサイズの異なる筆) お習字に使う半紙より少し厚手の紙に、高速で一気に書き上げ、1枚書くのに2分ぐらいしか掛かりません。最後に漢字でアラビア語の意味も書き加えますが、これもなかなかの達筆です。サインをし、最後に朱肉でハンコを押すと終わりです。 試しにこの筆(?)を使って書かせてもらいましたが、ゆっくり書くと墨がにじんでしまうので早く書く必要があります。通常のナスヒー書体などは書けず、あの独特の勢いのある書体になります。かすれも味になります。 先々週訪問したクアラルンプールのイスラーム美術博物館にも、中国式アラビア書道の作品が展示されていたのですが、毛筆を使うには鋭い線が出ているので何を使って書いているのか疑問でしたか一気に解決しました。 おなじみの99のアッラーの属性、バスマラなどのほか中国の諺、絵画風のようなものもあり、バラエティに富んだ多くの作品が展示されていました。 (平和と幸福) (アッラーの99の属性。左右に細長い作品) 張氏はサービス旺盛でリクエストに応じ、訪問者には次々と作品を書いては一緒に写真を撮っていました。政府公認の書道家との説明があり、15年ぐらいの実績とのこと。 アラビア書道も色々なバリエーションがあり、面白い体験ができました。 〇 会期:2013年12月25日(水)~12月27日(金) 〇 開館時間:10時30分~17時30分 (最終日は13時迄) 〇 会場:東京中国文化センター *入場無料 〇 住所:東京都港区虎ノ門3-5-1 37森ビル1F (電話:03-6402-8168) (HP:http://tokyo.cccweb.org/jp/sy/zxyg/22761.shtml) 〇 アクセス:東京メトロ銀座線虎ノ門駅2番出口、もしくは日比谷線神谷町駅4a番出口より桜田門通りを徒歩5分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.12.25 22:16:42
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