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カテゴリ:アラビア書道
8月3日(日)付朝日新聞の日曜版にはさんであるGLOBEで「イスラム的アジアを行く」という特集記事が掲載されました。その中に馬超興さんという台湾人ムスリムが書いたアラビア書道の写真が載っていました。
中国のアラビア書道というと主にウイグル地区が多いのですが、台湾のイスラム教徒についての情報は余りなかったので興味深く読みました。 同氏の作品も数点載せられていましたが、筆跡を見るとおそらく堅めの刷毛のような道具で書かれたものと思われます。これは今年初めクウェートで会った中国人アラビア書道家のHaji Noor Diin氏と同じ書き方です。中国式アラビア書道を踏襲しているといえます。 馬氏が手に持っている作品は縦に読むと”真主”と読めるのですが、90度傾けると、ハック(真理)とアッラーに読めると説明にあります。これも中国式アラビア書道のテクニックの一つです。 いわゆる決まった書体はなく、ナスヒー、ディーワーニ、スルスをミックスしたような感じで自由に筆を動かしているので動きのある書道作品になっています。かなりデフォルメされているので、アラビア語を知っている人でも文字はほとんど読めないと思います。 記事によると、台湾の人口2300万人に対し、インドネシア人が20万人ぐらいが主に建設労働者、漁師、メードとして働いているということです。これだけ多くのイスラム教徒がいれば、当然モスクもたくさんあるはず、また中国本土に比べれば締め付けは厳しくないと思われます。 中国のウイグル地区には現在ちょっと旅行できそうにありませんが、台湾のアラビア書道家には簡単に会いに行けそうです。台湾料理も美味しそうですし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.08.10 10:47:46
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