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アラビア書道とその周辺

アラビア書道とその周辺

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2015.02.03
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先にご連絡していました東京都美術館で教から開催した「2015年雪舟国際美術協会特別展 書の可能性」でアラビア書道の体験講座を行ってきました。

体験は14:30、15:30、16:30と3回行いました。
事前申込みの方は各回12名定員のところ、1回目2名、2回目3名、3回目10名と少なく、当日はかなり暇になるかなと思っていました。

当日は早めに会場に入り、展示を見てきましたが、漢字、かな、近代詩文、前衛書、篆刻、刻字などバリエーションがあり、余り派閥にとらわれない作品が多かったような気がします。

一角にアラビア書道の説明がパネルで説明されて、トルコ人書家(?)よるトルコ(アラビア)書道も17点飾られていました。
後で聞いたことによると、これらの作品はトルコのミマール・シナン大学の学長が声をかけて集めたとのことで、スルス、ジャリーディーワーニ、ディーワーニ、ナスタリーク、クーフィーとバラエティに富んだ作品が並べられていました。さすがにスルスは全般的にレベルが高いように思えました。日本の谷川俊太郎の訳詞を書いたディーワーニの作品もあり、なかなか面白かったです。

20150203書の可能性展示.jpg
(トルコ書道の作品がずらりと並べられている)

会場で何名かのお名前書きを行っていると人が集まり始め、主催者の担当者の方が来場者に声かけを行ってくれたため、最終的には各回とも12名の満員になり、更に何人かキャンセル待ちがでる盛況ぶりになりました。

急に参加者が増えたので大急ぎで現場でお手本用のお名前を書きました。お願いしましたアラビア書道生徒さんにもお手伝い頂き、簡単に筆の持ち方などを説明したあと、30分で自分のお名前書きを行うという体験講座が始まりました。

ほとんどの方は初めのうちは筆の扱いに四苦八苦されていましたが、段々滑らかな線が出始めるようになりました。最後に装飾の入ったお清書用の紙に書かれたものを見ると、全くの初心者にしてはかなり綺麗に書かれています。参加者の多くは書道家の先生のため、コツを早くつかめたのかも知れません。
皆さん時間になっても熱心に書かれている方が多く、質問も色々出ました。
参加者のなかには秋田から来られた方もいらっしゃいました。今回アラビア書道を楽しみにしていたという方で面白かったを連発されていました。この方は割り箸を削って書道を書くというユニークな作品を出品されていたので親近感をもったようです。
20150203書の可能性生徒.jpg

体験が終わった後、美術館内のレストランで親睦会があり、多くの偉い書道家さんがいるなか、どう言う訳か主賓席に座らされ、スピーチも頼まれてしまいました。書道家さんはご年輩の女性が多かったです。
20150203書の可能性食事.jpg

本特別展は2月6日(金)まで9:30~17:30開催しています。東京都美術館の1階第3・4展示室です。ちょっと毛色の変わった書道を見るのも面白いかも知れません。
今年3月にもトルコのイスタンブールで関連の作品展が開催される予定ですが、昨今の事情により、主催者の方はちょっと心配されているようです。








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最終更新日  2015.02.04 00:04:02
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