アラビア書道とその周辺

4月25日アラブ　イスラーム学院（東京・広尾）でアラビア語オリンピック2015が開催されました。
本来1月24日開催予定でしたがサウジアラビアの国王が亡くなられたので急遽中止になり、本日に変更されたものです。

アラビア書道コンペの時間は11:00から11:50と今までより10分短縮。
お題は「ナスヒー、ルクア、ディーワーニ、スルスと4書体でコーランルクマーン章28　節を書く」。
お題発表から時間が少なかったため、今回はお手本を見て書いてもOKという特別ルール適用。
主にアラブイスラーム学院と朝日カルチャーセンター横浜の生徒さん合計13人が参加。

途中で学院長がアラブ各国の大使を引き連れて、見学に来られた時は若干騒がしかったものの、見学者もそれほど多くなく、時々筆と紙がこすれあう音以外は静寂の中、淡々とコンテストは進みました。



(学院長がアラブ各国の大使を連れて巡回）

11:50に終了。早速、本田先生及びお手伝いの生徒さんを含め4人で審査。
公平を期するため、4人がそれぞれ１，２，３位を書体ごとに付箋を貼ってゆく方法をとり、合計点数が高い順に1，2，3位を決めました。更に3書体の1位の中で、金賞、銀賞、銅賞を決定。

スルスは2点のみでしたが、ナスヒー、ルクア、ディーワーニを書かれた方は多く、かなり接戦になりました。特にナスヒーは同点で1位が2名になったので最終的に本田先生の判断で1位が決定されました。

今回はベテランの方に加え、初参加の方もおられました。かなり緊張して手が震えたという方もいらっしゃいましたが、皆さん真剣に50分間競って頂きました。

しばらく、優秀作品は同学院の玄関横付近に掲示されていると思いますので、一度ご覧下さい。

各書体の優秀作品（ナスヒー、ルクア、ディーワーニのみ）は以下の通り。


（ナスヒー書体部門1位作品・金賞）



（ルクア書体部門1位作品・銅賞）


（ディーワーニ書体部門1位作品・銀賞）