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カテゴリ:映画
2015年のパレスチナ映画。
ガザに生きるムハンマドは姉のヌールに誘われバンドを組むことに。ヌールはムハンマドの声が最高と信じ、「カイロのオペラハウスに出る」という目標を立て、結婚パーティーでムハンマドに歌わせ着々と資金稼ぎをし、楽器を購入。しかしヌールは、腎不全で倒れ、両親が高額な治療費を用意できないままに亡くなる。 ムハンマドは青年になりタクシーの運転手となっていたが、姉との約束を守るため、ガザの壁を超えてエジプトの「アラブ・アイドル」というオーディション番組に出ることを決意する。 実話を元に作った映画。 ガザの荒廃した風景が何度も出てきました。実際のオーディション番組の映像も入りますので最後に大きく盛り上がり感動。少し日本の歌謡曲の出だしに似たメロディーにのせたムハンマド・アッサーフ本人の哀愁を帯びた声も泣かせます。 なお、全編アラビア語なので字幕スーパーがついていました。ただ、話している言葉と字幕が一致しないところがいくつかあり、違和感を感じていましたが、最後に字幕担当が松浦美奈と出たので判明。恐らく字幕はアラビア語からの直訳ではなく、英語からの訳だと思われます。雰囲気は壊さないようには訳されていましたので問題はないのですが。 東京では「新宿ピカデリー」と「ヒューマントラストシネマ有楽町」の2館のみ上映。かなり大手の映画館「新宿ピカデリー」で上映するのは珍しい映画。鑑賞者はそれほど多くなかったものの涙を流す姿も。 同館で「君の名は」を上映していたため、中高生や若者で大混雑。平日なのに正月並の異常な混雑に驚きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.09.27 01:24:37
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