アラビア書道とその周辺

いよいよロンドンでアラビア書道を教える日になりました。

開始の10時30分には生徒さんのほぼ全員が揃いました。
うち9人が女性。男性は1人のみ。年齢はバラバラ。年配の方もお一人。

自己紹介した後、本田 先生の経歴をプロジェクターで簡単に説明。更にアラビア書道について説明を始める予定でしたが、早めにお稽古を始めようということで、カット。

すぐに道具の説明、筆の持ち方、運筆、数字、アルファベット書きへと進みます。
筆は本田式金具付きの最先端のもので9mm、7mm、5mm、3mmをワンセットにして渡し、主に9mmで練習してもらうことに。
テキストも一部英語表記に翻訳した特注品を使用。

縦線一本がなかなか上手く書けなかったり、数字の4に手こずったりしながらも、とりあえず、アルファベットの独立形Taaまでを終了。

皆さん熱心でこのままだと休み無しで突っ走りそうな勢いなので、とりあえず、午前の授業は13:45に終了。中には昼食を取らずに、そのまま練習を続ける人も。

14:45から独立形の残り全部とミニ作品作り。

難関の払い、アインの頭部分の特別な書き方は皆さん大苦戦。それだけで午後の授業が終わりそうな雰囲気。

15:00ごろ共同通信の方が写真撮りとインタビューのため来られる。

16:00過ぎから作品作りに。
本田 先生が用意した、丸や菱形に全てのアルファベットを入れたお手本を真似るもの。

17:00ごろにはだいたい皆さん出来上がり、作品をピンで壁に留めて三々五々帰宅。終了時間の17:30でも終わらない方は持ち帰り。


今回の生徒さんの中には2人前回の講座をとった方がおられ、明らかに筆使いが異なっていました。お二人ともインド系の方でしたが、うち1人はなかなかの腕前。

初めてなのにすぐにきれいな線が出る方がいる一方、最後まで筆が安定せず、四苦八苦されていた方も。

1日6時間授業なので飽きる人も出てくるかなと少し心配したものの、そんな気配は全く無し。

ということで無事に、1日目は終了。