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毎年初詣は初めての場所に行くことにしていますが、今年は杉田八幡神社へ。 JR根岸線の新杉田駅から徒歩数分にある、地味な神社で、特に参道もなく、住宅街の中にあり、背景にはマンションが立ち並んでいます。 杉田町の鎮守です。創立は平安時代の1063年8月創立者は源義家、祭神は応神天皇ですが、少し調べてみるとかなり由緒ある神社だと分かりました。 創立者の義家は歴史上の有名人物で、父親の源頼義とともに、朝廷の命令で、奥州の安部貞宗を征伐した人物です。これは前九年の役と呼ばれています。父子は帰路、京都の石清水八幡宮に源氏の世が長く続くようにと祈願し、頼義は鶴岡八幡宮を、義家は杉田八幡宮を創立しました。ということで、鎌倉の鶴岡八幡宮とほぼ同時期に創立された神社です。 その後、鎌倉幕府を開いた源頼朝より社領を授けられ地域の総社と定められ、1674年には領主の間宮左衛門尉信広が社殿を再建するも、間宮家が移住してしまうと、神社も衰退。1873年に社格として藩社、郷社に続く、村社に列せられたものの社殿の荒廃が激しく、1968年に社殿の造営が行われ、現在の姿になったもの。 鎌倉の鶴岡八幡宮は源頼朝により鎌倉幕府の宗社となったため、今や日本でも超有名な神社になっていますが、杉田神社は同じ源氏の神社として創立されたものの、普通の神社になってしまいました。 特に見所はないのですが、狛犬一対が横浜市地域有形文化財となっています。この狛犬は獅子の形をしていないユニークな形をしています。ただこの狛犬はものもとは隣接していた妙観寺のものですが(その狛犬は本殿の横に置かれています)。
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最終更新日
2017.01.13 11:46:14
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