アラビア書道とその周辺

いつも日本人でいっぱいの名店ソンブーン。週末で混む恐れがあったので、16:00の開店と同時に入店。さすがにガラガラ。



日本人100パーセントが注文するプーパッポンカレーと空心菜のニンニク炒め、それに赤貝の半生茹でと白飯。

プーパッポンカレーはカレーと名前が付いているがカレー味はほとんどしない。ワタリガニを卵と一緒によく炒めたもの。
ワタリガニはツメの部分以外食べるところは少ないが、そのダシが卵によく染み込んでいて、カニよりもこの玉子が超美味。香辛料の配合が絶妙であまり辛くなく、玉子がマイルドに。油たっぷりでカロリーもコレステロールも高そうで、おまけにご飯が何杯も進んでしまう危ない料理。


プーパッポンカレーは35年ほど前当方が初めてタイに行った時、現地の人に連れて行ってもらったレストラン(ここの本店。今は移転)で食べた料理のひとつ。余りに美味かったので暑い中汗だくで無我夢中で食べた記憶がある料理。結構ボリュームがあるのでほかの料理が食べらかられなくなるので断念することも多かった。小泉首相が食べたことで有名に。

赤貝の半生茹はまず観光客は頼まない。見栄えが悪く、いかにもヤバそうな雰囲気を醸し出しています。貝の口が開くか開かないかの状態で完全には茹で切っていない。身は赤黒く、かなりグロテスク。それに辛味と酸味の効いたタレに付けてひたすら食べる。赤貝独特な風味が口に広がる。かなり数が多い。危なさそうに見える料理だが当たったことはない。ただアサリの酒蒸しのつもりで注文すると後悔必至、初心者向きでない料理。


ここは元々はローカルな海鮮レストランだったが、カニカレーが大当たりして数店店を持つまでに(多分(^^;)。ただ、どの料理も値段は決して高くなく、普通レベル。店のつくりもシンプル。余分なサービスもない。味の良い、典型的な中華系のレストラン。

食べ終わる頃にはポツポツと来客が。全て家族連れかグループもしくはカップル。珍しく日本人は私だけ。一人客も私だけ。