アラビア書道とその周辺

6月9日のNHK総合テレビの番組「ドキュメント72hours　東京・渋谷　モスクで会いましょう」で東京ジャーミイが紹介されました。

72時間東京モスクを取材し、そこで働く人や訪問する人々に次々にインタビューする形式で進められています。

物見遊山で訪問した日本人女性、日本に観光に来たマレーシア人、同モスクの近くにあるインターナショナルスクールに通う子供たち、シリアに住む母親を3ヶ月間だけ日本に呼んでいる、やたら日本語の上手いシリア人、14年前にムスリムに改宗したヒゲを生やしたバリバリの日本人事務職員、インタビュアーにシャハーダを復唱させる、当方もよく顔をみかける赤毛のインターナショナル・ムスリム・センターの会長、インドネシアに彼氏がいる、親にムスリマになったことを告げていない若い日本人女性、インドネシア人の若い女性と結婚するためムスリムになった55歳のギタリストの日本人郵便局員の男性、漢字学習に悩む、日本の自動車会社に入社するため日本の大学を目指す小学校飛び級の17歳インドネシア人、離婚を繰り返し今ではモスクで料理人として働くトルコ人など多くの訳ありの人々とのインタビューが続きます。

NHKのことですから、非常に多くのインタビューを行い、その中で特徴のある人を厳選したものと思われますが、どの人もバリエーションに富んでいて面白かったです。

世界各国のムスリムやムスリマがモスクの中で自然体で振る舞うのが本来のイスラム教であることを印象づけてくれる画面作りになっています。

金曜日の礼拝の後に参拝者に食事が振る舞う様子、日本人イスラム教徒同士の結婚式の様子、そして、モスクで開催しているアラビア書道教室の様子もちらっと見られました。今年4月から土曜日の朝に始まったとナレーションが入りました。アラブ人らしき先生が教えていました。書道の生徒に結構可愛い女性も写っていたのが気になりましたが、ユヌスエムレ・トルコ文化センター（東京・御成門）でもお書道のお稽古があります（宣伝です）。

一時期、このモスクの中で書道を教えていましたので、少し懐かしくもありました。