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カテゴリ:旅
お盆休みはどこも人が多いので余り出かけたくないのですが、この期間に限ってよく特別な列車を走らせるので、出かけざるをえません。 今回は上越線の高崎から水上まで走るSLみなかみと東武日光線の下今市から鬼怒川温泉まで走るSL大樹(たいじゅ)の二本に乗ります。 特にSL大樹は今年の8月10日から走り始めた新顔ですので乗る必要があります。 1日目は、まずSLみなかみに乗るため高崎へ。 列車の出発する高崎線ホームには乗客だけでなく、写真を撮る人、見る人でごった返しています。中にはブランドもののキャリーケースを持った女性がキャンセル席がないかと車掌や駅員に尋ね回っています。3日前にみどりの窓口で座席指定が取れないだろうとダメ元で思っていたのでかなりラッキー。もし取れなかったら今回の小旅行はなかったかも。 先頭車両のSLはD51、通称デゴイチ。D51498は1940年に神戸・鷹取工場で製造され、もともと貨物牽引用。1972年に現役引退し静態保存されていたが、1988年に復活。客車は12系で比較的軽めの車両で6輌編成。良く急行列車の客車に使われていました。もちろんエアコンは装備され、中は快適。 車内はポツポツと空いているもののほぼ満席で子供連れが多い。 9:56高崎駅を出発。水上着が12:06なのでほぼ2時間半かけてぼちぼち走る長丁場。子供はSLが好きですが、10分で飽きまくってうるさい。車内販売や記念乗車券など来て気を紛らせますが余り効果なし。 次の新前橋で残っていた座席は完全に埋まりました。 渋川駅からは上り勾配が続くということで、SL整備のため、30分近く停車。後から来た特急が抜いて行きます。列車は利根川の上流に沿って上ってゆきます。スピードも落ち、煙の量も増えています。もともと貨物用SLですのでこれくらいの坂は問題ないのですが、77歳という高齢でかなりしんどそうに聞こえます。 定刻より少し遅れて12:05ごろ水上到着。再び駅では大撮影大会。 車内放送で駅から5分のところに転車台ありとアナウンス。SLは後進できないのでSLを走らせる区間にはSLの向きを変えるための転車台が必要。早速行くと無料の甘酒、しそジュース、麦茶、トマトと渋いものを振る舞ってくれる他、焼トウモロコシ売り、更には地元高等学校のブラスバンド演奏と地味な歓迎あり。 水上から先は大清水トンネル越えがありなかなか面白い上越線なのですが、列車本数は極端に減り、季節列車を除けば一日5本ほどしかありません。今日はSLみなかみ号に接続して、快速やまどりもぐらの電車が越後湯沢まで行くので少しましですが。
上越新幹線ができる前は特急列車が何本も走っていた主要幹線でしたが、いまは1ローカル線に成ってしまっています。 水上温泉も以前来た時と余り変わらず、寂れた感じで、駅前なのに廃墟ホテルが見えたりしています。 SLみなかみ号@高崎駅 水上の転車台 水上駅前。飲食店や土産物屋が数軒並んでいますが、背景に廃墟ホテルが。早く壊して何か小綺麗な建物にすれば良いのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.08.13 22:12:19
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