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カテゴリ:鉄道
今日はSL大樹に乗ります。宇都宮を早朝に出て宇都宮線日光行きに乗り、約30分で今市で下車。更に歩いて13分ほどで東武日光線の下今市駅に。 SL大樹は下今市から鬼怒川温泉まで約30分のショートトリップ。 実はこの切符も5日前に取得したもの。今年に運行開始したばかりなので、まず無理だろうと思ったものの、ダメ元でインターネット経由予約のリクエストを入れたところ思いがけず一発でOK。これは是非乗らざるを得ません。先にSLみなかみの予約が取れていたので両方を組み合わせて上手く乗れるプランを考えました。 東武鉄道は1966年までSLを使っていたこともありましたが、その後廃止したため、全て改めて調達する必要がある大プロジェクトです。 まず、SLのC11207をJR北海道から借り入れ、客車はJR四国から、最後尾に連結されるディーゼル機関車をJR東日本からそれぞれ受け入れ、そして運転手、車掌、保守の人員をSLを運行する会社に派遣して技術を習得させ今回に至ったものです。 下今市駅もSLに乗る人や見る人でごったがえしていました。 SLのC11型は御年76歳。SLみなかみのD51とほぼ同い年。1974年に一旦引退するも2000年に現役復帰。もともとローカル線に使用されていたSLで小ぶり。客車も3両のみ。おまけに最後尾にはディーゼル機関車が付いており、坂道では後押しをするという構成になっています。 朝9:02という早い時間にも関わらず下今市駅は賑やか。 SLを先頭に三両編成の列車が入線すると先頭の機関車は人だかり。蒸気は吹き出す、煙もモクモク、時々汽笛もならすとサービス満点。車内はもちろん満席。 (SL大樹1号@下今市駅。蒸気も煙も多めに出しています) (SL大樹の後ろから押すディーゼル機関車にもちゃんとヘッドマークが付けられています。こちらの方を写真に撮りに来る人は鉄道ファンのみ) 列車は時間通りにゆっくりと出発。遅い。後ろからディーゼル機関車が押してくれているにもかかわらず遅い。12.4kmを36分かけて走るため、平均時速は21キロほど。ジャマイカのウサイン・ボルト選手より遙かに遅い。 途中、鬼怒川の渓谷が少し見られますが、それほど長くなく、田んぼや住宅街もあり。沿線はカメラの放列、そしてやたら手を降る人が多い。途中停車駅は東武ワールドスクエア駅のみ。この駅もSL運行に合わせ今年7月22日に開業したばかり。 各車両には売り子を貼り付け、記念写真を撮るサービス、グッズの販売を精力的に行います。 乗車時間が短いので乗っている子供たちも何とか我慢できる範囲です。 終着駅の鬼怒川温泉駅には駅前にちゃんと転車台があり、10:30に転車の光景を大々的に見てもらうようにアナウンスしています。転車の時もわざわざ何度か途中で回転をストップさせ、写真を撮らせるサービス。 (新しい転車台。何度も止まって撮影タイム) 同じ温泉地でも水上温泉の寂れようと異なり鬼怒川温泉は盛況に見えます。駅前にも多くの新しいレストランや土産物屋が並んでいます。背景のホテル群も立派です。 SLは早くも11時過ぎには折り返し下今市に向います。一日3往復と結構忙しいスケジュールになっています。76歳が老骨鞭打って頑張っています。
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最終更新日
2017.08.15 23:05:33
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