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カテゴリ:アラビア書道
كُلُّ شَيْءٍ بِاؐلسَّيْفِ إِلَّا اؐلْحُبُّ بِاؐلْكَيْفِ 直訳すると「全てのことは刀よって、しかし、愛は意思によって」になります。動詞がないので名詞文です。”強制される”という単語は原文にはありませんが、”刀”という単語に”強制する”というニュアンスを込めているのだと思います。 一方、その反対語としての كيف は kaifaと発音すると、”どのように”という疑問詞としてよく使われる単語になり、「كيف حالك ؟」(kaifa Haaluka ?)のように挨拶文で使われますが、この文では名詞 kaif(un)として使われています。 ただ名詞としても、”状態、気分、喜び、高揚”などいろいろな意味があり、この文では”情熱”と訳されています。”愛”は強制的ではなく、自分から湧き出るものなのでこの単語を充てているのでしょう。 ついでながら、量と質という時に使われる"質”の意味、更にはまた”麻薬”の意味までもあります。”高揚”するものなので”麻薬”という意味が出てくるのかも知れません。 ルクア書体で書いてみました。 سيف(saif) と كيف(kaif) の母音の並びが同じで、且つ語尾が両方とも فで終わっていますので、韻を踏んでいます。
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最終更新日
2022.12.21 12:25:50
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