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カテゴリ:読書・コミック
こんにちは、アルヴィンです。 ところで、「明智君さらばだ!」ってセリフを聞いたことがありますか? これは怪人二十面相の捨てゼリフであります。 江戸川乱歩の小説『少年探偵団シリーズ』では、主人公である探偵明智小五郎と怪人二十面相が毎回攻防を繰り広げる。 ラストでは明智探偵に怪人二十面相が犯人だということがバレ、今までの事件の経緯をその場にいる皆に説明され、種明かしをされ、八方塞がりとなった怪人二十面相が左様の捨てゼリフを発して逃げていくというお決まりのパターンである。 ところで、捨てゼリフには「明智君さらばだ!」「明智君また会おう!」などいくつかのバリエーションがあるようだ。 さて、本作『大金塊』は少々ネタバレすると、珍しく怪人二十面相が登場しないレア回である。 従って、残念ながら「明智君さらばだ!」の捨てゼリフはここでは聞くことができない。 あらすじは、 小学校六年生の宮瀬不二夫君のお父さんが、先祖が埋蔵したという金塊のありかについて明智探偵の助けを借りて謎を解く。 そしてそれを狙う悪の一味。 金塊のありかは、紙切れに意味不明な暗号文が書かれている。 真っ二つになった紙切れの半分は悪の一味に奪われたが、不二夫君の替え玉として用意された明智探偵の助手である小林芳雄少年が悪の一味に誘拐され、敵のアジトで奪われた暗号文の書かれた半紙を取り戻す。 何故、小林少年は悪の一味が持っていた暗号文の書かれた半紙のありかが判ったのか? 小説を読み進めて行く上で、読者がクイズを解いているような感覚で面白い。 また、実際に金塊が埋まっているとされる現地へ赴いた、明智探偵、小林少年、宮瀬父子。 クライマックスでは、岩戸の奥で海水に流されながらも奮闘する小林少年と不二夫君の友情とアドベンチャーが描かれていて、読んでいて手に汗握る展開である。 さて、彼らは無事に金塊に対面できたのであろうか? その答えは、小説を読んで頂ければ判る。 さて、ここまでネタばらししたところで・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・💭 では、明智君さらばだ! わっはっはっはっは! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年06月13日 17時43分16秒
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