元祖ハード・ロックの2大名曲～Highway Star, Smoke on the Water～ディープ・パープル

2021年05月30日

元祖ハード・ロックの2大名曲～Highway Star, Smoke on the Water～ディープ・パープル

カテゴリ：音楽

こんにちは、アルヴィンです。

今日はハード・ロックの始祖バンドのひとつであるディープ・パープルを紹介しましょう。

イギリスでは、レッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、ユーライア・ヒープなどと並びハード・ロックの始祖とされている。
とりわけ、レッド・ツェッペリンとは、2大ブリティッシュ・ハード・ロック・バンドとしてよく比較されて語られることが多い。
ちなみにアメリカでは、ステッペンウルフ、MC5、グランド・ファンク・レイルロード、マウンテンあたりがハードロック始祖らしい。

本作『マシン・ヘッド』はディープ・パープルの最高傑作アルバムとされている。
1972年にリリースされたのだが、意外にも発売当時の日本では『ミュージック・ライフ』誌のレビューによると、あまり評価は高くなかった。
小生が確認したところ、★★★☆☆（5つ星中3つ星）という評価だった。またレビューも「このグループのレコードについていつもいえることですが、決してヘヴィーではないということです。」
と「前作『ファイアーボール』に感じられた音の浅さ、幅の狭さといったものは、今回のアルバムでは大分薄れたとはいえ、やはりドラムやベースに、もう一歩深いものがほしい気がします。」
というネガティブなレビューだった。

ところが、本国イギリスを始め多くの国でアルバムチャート1位を獲得し、楽曲も後世の多くのハード・ロック、ヘヴィー・メタル・バンドにカバーされ、名実ともにハード・ロックの金字塔アルバムとなった。

収録曲は、

オリジナルとして、

1.Highway Star
2.Maybe I'm a Leo
3.Pictures of Home
4.Never Before
5.Smoke on the Water
6.Lazy
7.Space Truckin'

のちに上記をCD1･2を共通曲&リマスター違いとして

CD1に
8.When a Blind Man Cries

CD2に
8.Smoke on the Water（USシングルA面）
9.Lazy（日本盤シングルB面）

が追加収録された。

何しろ、1.Highway Star及び5.Smoke on the Waterはディープ・パープルのみならず、ハード・ロックの名曲として後世にも語り継がれている。

1.Highway Starはギター・キッズであれば、たいてい初期の頃にコピーするであろう曲。
ハイウェイというだけあって、疾走感がたまらない。

5.Smoke on the Waterは超有名なギターリフで、ロックに興味の無い方でも聴いたことのあるフレーズだろう。
この曲については、また別の機会に詳しいレビューを書いてみたいと思う。

コンサートでは一時期、1.Highway Star→オープニング、5.Smoke on the Water→アンコールという定番公式が出来上がっていたが、全盛期の1972年8月に行なわれた来日公演では、大阪厚生年金会館×2、日本武道館と3日連続で1曲目→1.Highway Star、2曲目→5.Smoke on the Water
というセットリストだったとのこと。
この2連発というのはものすごいものがある！！！

小生はディープ・パープルのコンサートは、1993年×2、1996年、2000年、2014年、2016年と計6回観に行ったことがある。
1993年12月6日&7日（ギタリストのリッチー・ブラックモアが来日公演1ヶ月前に脱退し、リッチーを観ることのできなかったあの痛恨のコンサートだった。

）のコンサートでは、絶対にコンサートでは演らないであろうと思われた2.Maybe I'm a Leo、3.Pictures of Homeが演奏されたことには意外過ぎて面喰った。

1.Highway Star、5.Smoke on the Water、6.Lazy、7.Space Truckin'は必ずと言って良いほどコンサートでは演奏される曲なので、従って、1.～7.の中で、4.Never Before以外は本コンサートでは全て演奏されたこととなる。

画像は1993年12月6&7日の日本武道館でのコンサート・チケット。