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カテゴリ:音楽
こんにちは、アルヴィンです。 ![]() 今日はレッド・ツェッペリンを紹介しましょう。 レッド・ツェッペリンと言えば、先日紹介したディープ・パープルと並んで、ハード・ロックの2大始祖バンドと言われている。 グループのオリジナル・アルバムは全英チャートで10枚中8枚が第1位を獲得しているなど、恐るべき実績を持つグループでもある。 勿論、ここに紹介する本作『レッド・ツェッペリンⅣ』も全英1位を獲得している。 個人的な感想は、10枚中ハード・ロックっぽいのは2枚目までで、3枚目以降はアコースティックを前面に押し出したり、後期ではシンセサイザーを多用したりと、ハード・ロック・バンドという一つのカテゴリーにはめ込んでしまうことはとてももったいないことであると感じている。 バンドの核は、ギタリストのジミー・ペイジ。 メンバーとの共作が多いが、ほとんどの曲で彼がソング・ライティングに関わっている。 エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジで3大ギタリストと呼ばれている。 そう。彼等はロック・ギターに於ける革命児達なのだ。 日本へは1971年と1972年に来日公演を行なっている。 レッド・ツェッペリンの曲で最も有名な曲と言えば、文句無しに「天国への階段」と言える。 本曲が収録されているアルバムが、本作『レッド・ツェッペリンⅣ』である。 正確に言えば、『レッド・ツェッペリンⅣ』とは便宜的に付けられた仮題であり、リリース当初はタイトルが無かった。 タイトルはおろか、グループ名、曲名やその他の文字がアルバムジャケットには一切書かれていないアルバムだった。 もう既に売却してしまったが、小生が持っていたアナログ盤も、アルバムジャケット自体には文字は一切書かれていなかった。 盤のラベルを除けば、帯と解説カードに書かれていたのみである。 4つのマークをあしらっている為、通称で『フォー・シンボルズ』と呼ばれている。 意図としては「レッド・ツェッペリンというバンド名を伏せ、純粋に音楽だけを評価の基準にして欲しかった。」とのことである。 本作での代表曲としては「天国への階段」、「ロックン・ロール」が挙げられる。 「天国への階段」はバンドの代表曲となり、『ローリング・ストーン(Rolling Stone)』誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・ソング500」及び「オールタイム・グレイテスト・ギター・ソングス100」において、それぞれ31位と8位にランクインするなど、数々の栄誉を授かった。 本アルバム自体も、2014年の時点までの全世界での累計売上枚数は3700万枚以上と言われている。 「ロックン・ロール」は典型的な、スリーコードのロックン・ロール・ナンバー。 ノリは良いし、しかもA7、D7、E7というまさに教科書通りのコードを使用し進行するものだから、 本曲以上にロックン・ロールっぽい曲を見つけるほうが難しいかもしれない。 おまけにもう一曲、「レヴィー・ブレイク」は、反響するドラムの音が印象的である。 レコーディングする際、吹き抜けのホールの天井からマイクを吊るしてドラムの音を集音したとのこと。 最後に、この「天国への階段」は、盗作だとされて、リリースから43年後の2014年に訴訟を起こされたことがあることを紹介しておこう。 スピリットというバンドの「トーラス」という曲をパクったという主張であり、作者のランディ・カリフォルニアは既に故人であったが、その管財人が提訴したのだ。 「トーラス」は1968年、「天国への階段」は1971年リリース。 「トーラス」を聴いてみたところ、確かにコード進行が似ていると言われれば似ている気もするが、盗作だと主張するのであれば、管財人ではなく作者のランディ・カリフォルニア本人が、しかも『レッド・ツェッペリンⅣ』リリース直後に提訴して然りであろうと思われるのだが・・・。 全く、金銭目当ての言い掛かりとしか考えられない迷惑な騒動ではあったが、結局2016年にレッド・ツェッペリン側が勝訴している。 そんな、波乱万丈なエピソードが満載の「天国への階段」を聴いてみよう。 ドラマティックな3部構成の大作である。 貴方の心に響くこと請け合いである。 <収録曲> 1. ブラック・ドッグ 2. ロックン・ロール 3. 限りなき戦い 4. 天国への階段 5. ミスティ・マウンテン・ホップ 6. フォア・スティックス 7. カリフォルニア 8. レヴィー・ブレイクス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年06月08日 02時18分46秒
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