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カテゴリ:音楽
こんにちは、アルヴィンです。
今日は1970年代を代表するロックの名曲である、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」を紹介しましょう。 「ホテル・カリフォルニア」は、1976年に発売され、シングル、アルバム共に全米ビルボード・ヒット・チャートで第1位を獲得。 シングル(以下「ホテル・カリフォルニア」)はローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)において49位にランクインし、アルバム(以下『ホテル・カリフォルニア』)は同年度のグラミー賞最優秀レコード賞受賞作品であり、アメリカレコード協会(RIAA)により米国で3番目に売れたアルバムとして認定されている。 タイトルは失念してしまったが、その昔某ラジオ音楽番組でリスナーの投票による1970年代の最も人気のある曲で見事第1位を獲得していたことを小生も記憶してる。 参考までに、第2位はデヴィッド・ボウイの「スター・マン」だった。 「ホテル・カリフォルニア」は哀愁感タップリの曲調である。 Bマイナーを基調としたコードなので、ただならぬ哀愁感なのである。 小生は、根暗な性格をしているのだろうか(笑)、この手のBマイナーの曲が大好物である。 この「ホテル・カリフォルニア」は色々と物議を醸した曲であり、 ひとつは歌詞の意味の解釈、もう一つはアルバム・ジャケットの心霊写真騒動でも有名だった曲である。 これらについて、一つづつ紹介していこう。 記 (1)歌詞の意味の解釈 まず、歌詞の意味の解釈から行こう。 本曲は意味不明で摩訶不思議な歌詞により、多くの解釈がなされた曲である。 例えば、 ①We haven't had that spirit here since nineteen sixty nine… (1969年以来、当ホテルにはそのような酒(ワイン)はこちらにはご用意しておりません。) ②We are programmed to receive. You can checkout any time you like, but you can never leave! (これから言うことを受け入れるんだ。あなたはいつでも好きな時にチェックアウトできるが、決して逃れることはできない!) ①については、一般的に「1969年以前の古き良き時代のアメリカは今はもう無いんだよ。」という解釈が多い。 一方、鬼塚 五十一氏の著書『ロック音楽があなたを殺す日がくる!』では、この曲はサタン教会について歌われたものだと主張されている。 We haven't had that spirit here since nineteen sixty nine… (1969年以来、当ホテルにはそのような酒(ワイン)はこちらにはご用意しておりません。) 「ワインはキリスト教では血の象徴である。 サタン協会を設立したアントン・ラヴェイ氏の1969年の著書『サタンの聖書』以来、キリスト教は我々サタン協会により全て駆逐されてしまった。 我々悪魔の天下である。」 という解釈だ。 また同書では、 We are programmed to receive. You can checkout any time you like, but you can never leave! (これから言うことを受け入れるんだ。あなたはいつでも好きな時にサタン協会から退会を申し出ることはできるが、決して我々から逃れることはできない!) という解釈もされている。 イーグルスのメンバーである、ドン・ヘンリーは2007年9月11日の英デイリー・メール紙にてそれらについて「幾つかのこの曲の歌詞の拡大解釈には大変驚かされ続けている。この歌詞の内容はアメリカ文化の度を越した不品行と私達の知合いだった女の子達についてだった。しかし芸術と商業主義との危ういバランスについてでもあった。」と述べているとのことだ。 (2)アルバム・ジャケットの心霊写真騒動 アルバム『ホテル・カリフォルニア』の内ジャケット写真の2階窓に写っているあの人影は、あれは心霊写真ではないか?という騒動が起こった。 上記の鬼塚 五十一氏の著書『ロック音楽があなたを殺す日がくる!』でも、その人影は幽霊ではなく、サタン協会司祭長であるアントン・ラヴェイ氏だと説明されている。 ちなみに、本アルバムのリリースは1976年、アントン・ラヴェイ氏が亡くなったのは1997年である。 この説が正しいとすると、幽霊ではなく生きた人間が写っていたということになる。 (3)アルバム・ジャケット アルバム・ジャケットはロサンゼルスに実在する超高級ホテル「ビバリーヒルズ・ホテル」である。 アルバム・ジャケットの構図では、クレーンで高さ10メートルの位置から撮影されたとのこと。 ちなみにここは、ツインで1泊10万円以上する超高級ホテルだそうだ。 以上のように、本曲にまつわるエピソードを追うことも非常に興味深いことであるが、 そのようなエピソードや予備知識無しでも充分に堪能できる『ホテル・カルリフォルニア』をどうぞ! もう一度言うが、哀愁感タップリである! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年06月21日 23時29分03秒
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