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カテゴリ:映画・TV
こんにちは、アルヴィンです。
今日は、TVドラマのDVDについて紹介しましょう! 小生がお気に入りの刑事ものTVドラマ『大都会 PARTII』である。 以下に、Wikipediaに判りやすい説明文があるので引用させて頂こう。 『大都会 PARTII』(だいとかいパートツー)は、1977年(昭和52年)4月5日から1978年(昭和53年)3月28日まで、日本テレビ系列で毎週火曜21:00 - 21:54(JST) に全52話が放送された石原プロモーション製作の刑事ドラマである。 『大都会』シリーズの第2作。全52話。 主なキャストは、渡哲也、石原裕次郎、松田優作、仁科明子、丘みつ子等 『大都会』シリーズの第2弾。ただし、前作『大都会 闘いの日々』から主要キャストは続投しているが、 舞台は捜査第4課から強行犯担当の捜査第1課に移り、また石原裕次郎の役柄も新聞記者から外科医へと変更されている。 さらに渡哲也演ずる黒岩とコンビを組む若手刑事役として、前作の第4話にゲスト出演経歴を持つ松田優作がレギュラー加入した。 作劇面ではアクション色を抑えていた前作と大きく異なり、派手な銃撃戦やカーチェイス、軽妙なユーモアなどが多く盛り込まれている。 (中略) ただし内容はアクション一辺倒ではなく、前作で見られた人間ドラマ路線も継承しており、ラブストーリー、当時の社会事情を反映したもの、 海外作品や実際に起こった事件をヒントにしたもの、『刑事コロンボ』を彷彿させる倒叙ミステリーなど、その作風は多岐に渡っている。 ユーモアとあるが、ここで松田優作が出演する2作品についてのギャグの性質について比較して紹介しておこう。 『探偵物語』(TVドラマのほう)と『大都会PARTⅡ』を比較してみよう。 『探偵物語』は、笑いを前提とした作品であり、確かにギャグは面白い。 松田優作演じる探偵・工藤俊作がギャグを炸裂すると、視聴者は待ってましたばかりに皆爆笑する。 一方、『大都会PARTⅡ』は基本的に全編通して緊迫したシーンが多い作品である。 他の登場人物も皆真面目なキャラクターばかりなのだが、松田優作演じる刑事・徳吉功は緊迫したシーンの最中にも関わらず、何の予告も無しに突如ギャグをカマす故、その落差により爆笑を誘うこととなる。 以下に、『大都会 PARTII』での、小生のオススメのベスト3作品を紹介しよう。 1位 第37話 「銀行ギャング徳吉(ぎんこうギャングトク)」 この回だけで、松田優作演じる徳吉のギャグが10数回は炸裂する。 しかも、緊迫したシーンで突如炸裂するギャグは捧腹絶倒モノである。 最高傑作のシーンは、代々木公園で自転車で逃げた犯人を追いかける為、たまたま自転車で通り掛かった何の罪も無い少年に、跳び蹴りの真似を喰らわせて、転倒させ、自転車を強奪して犯人を追うシーンである。 もう一つ紹介しておくと、徳吉は犯行グループに拉致されたのち、これでもとばかりに痛めつけられてしまう。 犯人はピアノの名手であり、グランドピアノが於いてあるすぐ横の場所でのことである。 犯人に痛めつけられたことが終わり落ち着いたが、まだまだ緊迫したシーンであるにも関わらず、徳吉がグランドピアノで『大都会PARTⅡ』のメインテーマのメロディーを一小節半弾いたことは、あまりにも意外過ぎて衝撃的なギャグであった。 2位 第41話 「野良犬の恋歌」 「銀行ギャング徳吉」とは一転し、ほとんど徳吉のギャグが登場しない。 『ロミオとジュリエット』ばりの、結ばれることのない悲恋の物語である。 二人は愛し合っているのに、刑事と犯行グループの黒幕の娘であるが故である。 松田優作ファンの男性であれば、過去の自身の失恋と、失恋した恋においては純でナイーブである徳吉にオーバーラップさせ、涙してしまう人も多いと思われる。 一方、女性の場合は見方が異なっていて、ラストの車の中でクロさん(渡哲也)が徳吉を励ますシーンを見て、素晴らしい友情の物語であると捉える傾向にあるようだ。 本作では、ドラマティックなBGM「マイ・アフター・グロウ」が効果的に使用されている。 3位 第20話 「狙われる」 本作も、徳吉のギャグ連発である。 徳吉は、行く先、行く先で、不気味なサングラスの男に後を付けられる。 仕事帰りによく行くラーメン屋、パチンコ屋、行き帰りの電車の車両など。 ある夜、後を付けている追手を撒く為に、突然走り出す。そして物陰に隠れる。 追手は、「しまった、逃げられた。」と思って追ったが、後の祭り。 諦めて、タバコをくわえ、火を点けようとして歩き出そうとした瞬間、追手の目の前に火の付いたライターが差し出される。 「どうぞ。何か御用ですか~?」って感じである。 番外編 第46話 「霊感オカルト聖少女」 また、中村七枝子がゲスト出演している第46話 「霊感オカルト聖少女」も見逃せない。 中村七枝子は同年に映画『獄門島』にも次女雪枝役で出演していた。 この「霊感オカルト聖少女」では、クロさんが予知能力を持つ花売りの少女亜紀(中村七枝子)の家に踏み込み、服を投げ捨てて「これが予知能力者か!まやかしだ~!」と凄むシーンがある。 犯行グループかと疑われたのだが・・・。 小生は「クロさんちょっと待って!推しメンには手荒なマネはしないで~~!」と思ったのだが・・・。(笑) 余談ながら、中村七枝子は小生の推しの原型でもあり、最古の「おっ!カワイイ!」でもある。 その他には、第5話「明日のジョー」では、渡哲也 VS 水谷豊の対決シーンが見られたり、第27話「爆破予告」では、刑事をおちょくる犯人(小林稔侍)と徳吉(松田優作)のコミカルなやりとり、第36話「挑戦」では、取り調べを受けている青年(柴田恭兵)に、徳吉(松田優作)が放送禁止用語である「キ●●マ」と発言していたり(現在では地上波ではまず放映されない。)と、見どころ満載である。 てなわけで、緊迫したシーンでの、松田優作演じる徳吉の予想外のギャグ! 是非、お楽しみ下さいな! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021年07月18日 22時20分06秒
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