カテゴリ:グレースマダム
たとえば
100年戦争のフランス、「オルレアンの乙女」と呼ばれオルレアン開放に貢献したジャンヌ・ダルク 彼女は「できない相談」をインスピレーションによって受け取ります このインスピレーションは大天使ミカエルということで、神の啓示とされています わずか17歳の乙女にオルレアンを開放することができる、と自分で思うでしょうか? やはり思えずに何度も打ち消し「インスピレーション」に対してお断りをしたのです しかし、歴史は彼女を手放しませんでした いえ、というよりは、心のそこから湧き上がる思いに 彼女自身が決心をし、決意を固め、確信してゆくのです。 「私がオルレアンの乙女」 であると たとえば、ナイチンゲール 「クリミアの天使」と呼ばれた彼女の元にもインスピレーションは少女のころやってきます 良家の子女であり頭脳も明晰であるナイチンゲールが、 当時非常に身分の低い、下働きともいえる看護婦の仕事を体系化し、 今のように立派な尊敬に値する近代的な職業にするまでには 相当な決意と説得が必要だったことでしょう 無理難題を自分に強いるインスピレーションは 大きな仕事を成し遂げるときには、やってくるんですかね 消しても消しても湧き上がる「念い」 情熱 といってもいいかもしれませんね 菩薩の大願といえば、奈良の大仏建立 今でも小学校の修学旅行で訪れ、私たちはその威容に 触れることができます さまざまな物語を生み、感動とともに今に生きる日本人として 当時の日本人と心を摺りあうことができるのは、 多くの人の血の汗と涙と、それを突き動かす決意があり、 実際に触れることができるものとして残していただけた事の勝利・・・ 文化がそこに存在していますから きっと大仏建立にかかわった一人一人にインスピレーションは降り、 そして、個人レベルでの選択と決意が成り、「実現」に及んだのです さまざまな個人に及ぶインスピレーションを受け、行動したとき当時の誰もが 「そんなばかなこと」 「子娘が」と世間の人々は嘲ったでしょう 「なんて無謀な」 「普通の花嫁になって」と両親は嘆き悲しんだでしょう 「無理だ」 「絶対自分は参加しない。こんなに貧乏なのに何ができる。」と怒り心頭に発し、 関わることを拒んだたかもしれません けれど 情熱は 消えなかったのです 消えるどころか シケッた一人一人の心を暖め さらには火を点じ 情熱のともし火を移して移して広がったのです そして 成ったのです 歴史はそう教えてくれます M夫人にもそれがやってきました 無理難題インスピレーションが降りたのです こんなとき あなたなら、どうしますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 10, 2010 11:23:26 AM
|
|