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~大丈夫日記~

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プロフィール

甘栗♪

甘栗♪

2006年11月17日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
11時から仕事。
デパ地下でお弁当を買って持参。

2時半にお仕事終了。
その後移動して、大学病院に向かう。

予約時間までまだ時間があったので、
地下鉄2駅分、歩いてみる。

本格的に寒くなってきて、いろんなことを思い出す。

去年の今ごろ、
お腹の中ではコブちゃんが急成長しているとも知らず、
猛烈な忙しさに耐え、毎日頑張っていたこと。
今年がこんなに1年になるなんて、夢にも思っていなかった。

4時少し前に病院に到着。
廊下を歩きながら、入院していた時のことを思う。
これから何度来ても、思い出すのだろうなぁ。

外来は、もう待っている患者さんも少なくて静かだった。
10分ぐらい待って呼ばれ、診察室に入る。

先生は髪がずいぶん伸びていた。
いつも思うけれど、
どこから見ても先生は「精神科医」に見える。
「絵に描いたような」とは、こういうことを言うのだね。

メガネが前回と違う。
新調したのかな。
ちょっとウルトラマンみたい。

いつものように、まず最近の心身の状況を報告。

パニックの発作は無し、
頓服は9月に2度、美容院に行く時に飲んだだけ。
乗り物も大丈夫だけど、
電車は、駅と駅の間で止まったままになるとちょっと嫌。
バスも、渋滞でエンジン切って立ち往生したりするとダメ。

電車に乗っても平気、
頓服もほとんど必要なし、ということで
「だいぶよくなっている」と考えていいそうだ。

それから、いま北海道での仕事の話が来ているのだが、
飛行機に乗っても大丈夫かどうかを相談。

「飛行機のことを考えると、
 ちょっと嫌な気持ちになるのですが、
 先生が大丈夫って言ってくだされば大丈夫な気がするし、
 乗ってみたいという気持ちもあります」と言ってみる。

仕事でも遊びでも
さんざん飛行機に乗って出かけていたのに、
まるで別人のように、1度も乗ったことがない人みたいに
こんな相談をしている自分が信じられない。

…でも「当たり前のことが出来なくなること」
 それが病気だから、仕方ない。

先生の答えはシンプルだった。

「大丈夫。乗っていいよ。
 薬飲んで寝ちゃえばいいんだから。
 パニックにはならないよ。」

おぉー、いいのか。
大丈夫なんだ。

「まだ早い」と言われることも覚悟していたのだけど。

これで仕事を断らずに済む。ホッとした。

1度にたくさん薬を飲んで乗るのではなく、
乗る前に1錠、不安だったらまた1錠というように
飲みなさい、と言われる。

…大丈夫だと言ってもらうと、大丈夫な気がしてくる。
 私は本当に単純な人間だから、
 担当してくださる先生には全幅の信頼を寄せる。
 なので、先生の言葉が薬以上に心身に作用する。

「思い込み」って本当に大切だし、ありがたい。

その他、日ごろの生活の中で、
気になることを質問してみたのだが…

「何でも病気のせいにしてはダメ」と
 アッサリ一蹴されてしまった。

「突然パニックになってしまう」のが
 私の病気の症状であって、それ以外のことは病気とは関係ない。
 
だから、何でも病気に結び付けて薬に頼らないこと。

「そうしないと、いざという時に効かなくなるよ」  

頻繁に頓服を飲んでいたわけではないけれど、
気持ちの上では先生の言うとおり、いろんな心の症状を
病気に結び付けて考えてしまうことが多くなっていた。
それで、つい自分にも甘くなってしまっていた。

ちょっと反省。

「薬に頼らないこと」って今日はじめて言われた。
 言われただけでも(頼ってないのに)緊張するものだな。

そういう段階まで回復してきたと考えても
よいということなのだと、とりあえず思うことにする。

北海道…。
函館の朝市、ジンギスカン、ラーメン、ソフトクリーム…。
仕事なのに考えることは食べ物のことばかり。

薬飲んで寝ちゃえばいい…
この言葉をお守りにすることにしよう。

術後238日・退院229日目。
お腹の痛みはだんだん落ち着いてきた。
体温はちゃんと変化しているので、ひとまず安心。





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最終更新日  2006年11月18日 00時19分46秒



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