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カテゴリ:マンガ(BL)
朝日ソノラマ文庫(マンガ)
文庫化されて毎月刊行。4巻で完結です。 連載が始まってから10年ということで、雑誌掲載時の最終回記念企画ページ、コミックスの最終巻のあとがきも掲載されています。あと、最初の番外編「追憶の少年」も掲載されています。 岩手に行った両親と離れ東京で、姉と生活していた高校生の洋治は、姉がNYに転勤になったことから、姉の友人であるという昭島蓮♂と同居することになった。 姉(扇子)と蓮と、そして扇子と蓮の恋人であった広瀬。 広瀬のことを断ち切れず、小説家として立ち直れないでいた蓮。そして、蓮に惹かれていく洋治。 お互いに惹かれながらも、最後の一線を超えることができない二人を見て、写真家の安達は、洋治に向かって言い放つ。 「さっさと蓮とやっちまえよ」 ここまでが3巻まで。 4巻は、洋治と蓮、そして妻も子もいながら蓮をもあきらめることができない広瀬との事件を経て、蓮はふたたび小説家としての活動を始めた。「続・夢の子ども」。 このマンガのタイトル「夢の子ども」は作中で蓮が書き、それとは知らずに洋治が感動した小説の名前でもある。 それは、過去の恋愛の残像に縛られていた蓮の過去への決別であるとともに、洋治にとっても過去に置いてくることができない家族との確執を見届ける勇気を与えたものであった。 洋治、蓮、広瀬という三角関係全員男という、それだけでちょっと引いてしまう人がいるので、一般的におすすめというわけにはいかないけれども、登場人物が個性豊かで、読んだあとにちょっと考えさせられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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