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カテゴリ:ライトノベルス
角川ビーンズ文庫
現在 3巻+外伝 「赫(あか)い沙原」「蒼い湖水(みず)」「皓(しろ)い道途(みち)」 外伝「不機嫌なイマナ」 砂漠の中のオアシスを抱く国、エラーンは、突如侵攻してきた隣国ディラムに滅ぼされた。父領主を殺され城を落ち延びたアルセスは、父の言葉にしたがい砂漠の「風の民」のもとへ身を寄せる・・・・ 実は先に読んだのが外伝でした。しかも、外伝の主人公は、本編の主人公の敵国、ディラムの新領主。領主なんていやだ、「探さないでください」という置き手紙とともに家出・・・(^^;)。これはこれで楽しいお話だったのですが、各国や人物がどうもイマイチこれだけではない気が・・・。 やはり本編を読んでみないと・・と思い、後から本編を購入しました。 本編の主人公はエラーンのアルセスで、亡国の王子がやがて兵をあげ国を取り戻す・・・というおきまりのパターンではあるのですが、敵国であるデュラムのお国事情。出来の悪い正妃の息子と、正妃に憎まれる優秀な(しかし母の出自のよくない)息子、ディラムを影であやつろうとしている東方の大国カダ・シエナ。デュラムの領主の息子とエラーンの姫との恋。エラーンの領主と次代のみが引き継ぐという「平原の書」など、テンポの速い展開で一気読みしてしまいました。 ここはやはり主人公のアルセスよりも、正妃に疎まれ、敵の姫を逃がした裏切り者として、奴隷の身分までおとされてしまうデュラムの領主の息子、サイードが魅力的。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.12 23:37:08
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