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カテゴリ:ライトノベルス
富士見ファンタジア文庫
風の大陸シリーズの特別編です。 本編は第1部から第25部まで刊行中。外伝が1~3,別主人公の「氷の島」シリーズが1~3、それとこの、「月光にさまようもの」です。 特別編ということで、本編のごく初期のころの話でしょうか。 滅びつつある大陸が舞台。不思議な縁で出会った3人が砂漠を旅する話です。薬師のティーエ、傭兵のボイス、男装の少女ラクシ。 水を求めて不気味な噂のある町に入った3人に、王宮から招きがあった。何故?・・・・ 「風の大陸」シリーズは同じ作者の「巡検使カルナー」シリーズと同じ大陸の話です。時代的にはカルナーの方が前になります。 この話の時期は、ティーエは、まだ世間に慣れていません。生まれてからずっとケンタウルス族に育てられ、教えられていた彼は精霊や霊を使う高度な術を心得ていますが、人間の生の感情から自分の心を守るすべをあまりしりません。「きれいなオーラ」を持つボイスやラクシとは共に過ごせても、大勢の人々のむき出しの感情の中では心を閉ざすことしかできません。 一国の宰相の息子に生まれながらも陰謀により国を追われたボイス。滅ぼされたイタール公国の公女であるラクシ。大陸最後の共和国の指導者の孫であり滅ぼされたカディス王国の王女を母とするティーエ。それぞれの事情を持つ3人が、アドリア王国を目指す旅の途中の話です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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