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カテゴリ:ライトノベルス
コバルト文庫(集英社)
レマイユの吸血鬼のシリーズです。 「薔薇の接吻」「堕天使の柩」「鈍色の離宮」「花園の媚薬」と4冊目です。 ルイ14世時代のフランスを思わせる時代設定です。 かつて王室から吸血鬼退治の命を受け、自らも吸血鬼の血を得て退治してきたというレマイユ伯爵家。国王から邪魔にされているファラルモン王室第2王子のアンリ・ジェラール・オーギュストと、現レマイユ伯爵で吸血鬼を退治する王命を受けた「薔薇の騎士」の末裔、イブ・アントアーヌの冒険?物語。 イブは貴族とはいいながら、普段は秘密劇場の舞台に立つ美貌の俳優。実は吸血鬼であり、普段は黒髪の男性形を取りながら、場合によっては蜂蜜色の髪の美女にもなる。そして吸血鬼の血が表に出てくると金色の髪になる・・・・ イブの正体を知りながら、いろいろな吸血鬼がらみの事件にイブを巻き込み解決していくジェラール。この二人のよくわからない関係がおもしろいです。 今回は短編2作 「花園の媚薬」は、下級貴族の娘、シャルロットが行方不明になり、その後彼女が吸血鬼だったという噂が流れ出した。シャルロットを気に入っていたジェラールの妹のアデライド王女は、シャルロットを助けてとジェラールのところに飛び込んでくる・・・・ 「蜜蜂の偽薬」は、マダム・パナシュ(国王の「ご友人」)が愛人に飲ませた「媚薬」が実は「毒薬」だったことから、マダム・パナシュがジェラールのところに。国王から、やっかい事を押しつけられたジェラールが、イブを連れ出し下町へ・・・ 結局、ジェラールの別荘に居座っているイブの寝室に、ずかずかとジェラールは入り込むのですけど、色気のある話にはならない(^_^;)・・・・これからどうなることやら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.10.12 12:49:52
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