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カテゴリ:小説
ハヤカワ文庫JA

惑星統一を果たしたレンカ帝国が、星間列強諸国に対峙しようとしていたとき、帝都トレンカを大地震が襲った。議会開催中の議事堂は崩壊し、議員、閣僚はほとんど全滅、皇宮も崩壊し高皇、皇族もほとんど死亡。帝都は壊滅した。
生き残った高級官僚、セイオは亡き上司の意志に従い緊急対策に奔走する。地方公共団体である帝都庁との軋轢、陸軍部隊の不気味な動き、崩壊した国家の再生は???

全3部作だそうです。1巻は平成16年6月発行です。このときに読めばまた印象はちがったのかもしれませんが、積んでおいてつい先日読みました。
巻頭に地図があります。レンカ帝国の位置は、イメージとしてはスカンジナビア半島のような形なのですが、首都トレ
ンカはトレンカ湾に面しているのですが、まるで東京を連想しました。川を挟んでとなりの州になり、中央の皇居とその南の官庁街。なにしろ湾の形が東京湾みたい・・・

わたしは軽いファンタジーものを読むことが多いのですが、今回は首都直下型地震を連想してしまって、ちょっと重かったです。おかげで一気読みは中断して、1巻ずつ書くことにしました。

主人公のセイオは植民地の総督の副官です。議事堂に遅れて到着した総督のソアラーが着陸した瞬間に地震が発生しました。瀕死の総督はセイオを総督代理とします。セイオは、当初何をすべきかわからず、一人の人間として行動しましたが、組織だった救援活動の必要性を感じ、また自分にその権限があることに気が付きます。そして高級官僚としての権限で、右往左往していた帝都庁に乗り込み、指示を始めます。

平時には必ず必要だった手続きも、非常事態ではじゃまにしかなりません。しかし危機管理体制が明確でなかった組織はそれそれの権益も影響してなかなかうまくうごきません。
非常事態には、どのような行動がベストなのだろうか。
私人としての感情と公人としての行動、それらが同じ方向を向いていればいいのだけれども、そうでないときはどうするべきか。考えさせられます。
復活の地(1) ( 著者: 小川一水 | 出版社: 早川書房 )

【本日の言葉】
p312「役人どもの足には太い鎖がついている。現状維持という鎖だ。成功か失敗かなんて判断そのものを好まない。問題を放置して誰の責任にもならないようにするんだ。結果として悪影響がじわじわと進むに任せてしまうーおれも役人だからよくわかる」





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Last updated  2004.12.25 23:37:30
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