天翔ける鳥船

角川ビーンズ文庫
まるマシリーズ

とうとう有利君（魔王）は、聖砂国に到着しました。小シマロンの少年王サラレギーはやっぱりクセモノだった！
ちなみに、作者があとがきで、外伝の「お嬢様とは仮の姿！」をさっとチェックしてから読んでほしいと書いてあったとおり、うん、たしかに…でした。

今回の巻頭に登場するのは、おにいちゃん、渋谷勝利。ちらっと登場したときは、普通の弟思いのおにいちゃんと思っていたけれども、パソおたくだったのですね。
メールぐらいしかできないような単純シンプル機械を改造して一端の小型ＰＣに育て上げ、名前を「別人２７号」と付けた…というあたりで、つい某社のＤＯＳ版モバイル○アを連想してしまいました。う～ん、たしかにそのくらいやるだろう…

　参考までに「お嬢様とは仮の姿！」のリンクです。いつも思うのですが、新刊は楽天のリンクがありません。
【本日の言葉】
p32
「知らなけりゃそれまでだ。自分達のしていることが正しいかどうかなんて、誰かに教えられなけりゃ気付かないもんです。オレなんかある人物に教えられるまで、自分達は牛や馬と同じ家畜なんじゃないかと勘違いしていましたよ」