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カテゴリ:ライトノベルス
角川ビーンズ文庫
シリーズものではない単発の小説です。今のところ。
お話は、双子の弟王子が、眠っている兄、国王にまさに剣を突き立てようとしているところから始まります。

傭兵団のリーダーテオは、兵士に追われている少年を助けますが、その少年は記憶を失っていました。その少年を、暁の女神の名前であるエオスと名付け、旅を続けます。
ある集落にきたところ、領主のところに中央から客人が来たため、芸をできるものをと言われ、テオとエオス(女装)の剣舞を見せます。それを見た中央の客人、近衛大隊長の一人であるピンダロスはエオスの顔を見て・・・

文庫の帯のあおり文句は「玉座の主は、光の王子か影の王子か。」・・・思いっきりネタばれしています(^^;)
つまり・・そういう話です。

状況設定としては面白いのですが、イマイチ感情移入できませんでした。弟王子が、兄を殺したいと思うほどの気持ちが理解できません。国王の補佐であるサティロスの過去もちょっと唐突。

近衛大隊長で普段はいがみ合っているピンダロスとゲルギリウスも、本質的なところでは相手の能力を認め合っているし、エオスとテオも、異常なぐらい人がいい。

「国王」が銀鉱山掘削のための人夫を徴集する・・・
国王しか持つことのできない聖剣
話はいろいろテンポ良くながれていくので、さらっと読むのはいいのですが、ちょっと立ち止まって考えてしまうと、疑問がたくさん・・・でした。





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Last updated  2005.02.27 13:38:26
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