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カテゴリ:ライトノベルス
角川ビーンズ文庫
彩雲国シリーズの5巻目 1 はじまりの風は紅く、2 黄金の約束、3 花は紫宮に咲く 4 想いは遙かなる茶都へ、5 漆黒の月の宴 前巻で、茶州州牧に任命された紅秀麗と杜影月は、補佐に任命された浪燕青、武官の静蘭たちと共に茶州に向かいますが、新州牧を茶州に入れないために様々な妨害をします。 今回、茶州州都を全面封鎖、新州牧たちを入れまいとします。秀麗たちは赴任期限までに、任官できるのか?? 今回も、ユニークな、いえ、優秀な人物が何人も登場します。 読んでいて、それぞれが楽しいです。 『「八割の力を以て」協力申し上げます』といった紫影とか(^^;) 秀麗さん、やっぱりすてきです。 こういう少女向けライトノベルの主人公は、熱血少女で、正義を信じ、人を信じ、人間としての善意を信じるというパターンが多いのですけれども、立場によっては、人がいいだけではすまされない場合があります。茶州の長である「茶州州牧」としては、やってはいけないという立場を理解することのでき、ある程度人間の情に、理性で目をつぶることができる。ちょっと理性的すぎるかもしれませんけど、ちゃんとやらねばならぬことがわかっている秀麗が好きですね。 【今日の言葉】 p93 「……光も闇も、利用できるものならばすべて利用しますよ」 p188 「どちらにしても後悔しつづけるなら、これから何かを為す道を選んだって構わないではありませんか。罪と後悔を背負っても、生きている限り為せることはあります。何かを変えていくことはできます。やり直すこともできます。違いますか。」 「彩雲国物語 漆黒の月の宴」雪乃紗衣(角川ビーンズ文庫) 追記-------------------- ここのブログを始める前から使っていた別ブログに書いておいた記事にトラックバックしてみました。ちょっと懐かしい話。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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