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カテゴリ:小説
QEDも東照宮(三十六歌仙)、百人一首、六歌仙と連続して読んでいくと、和歌っていうのはみんな呪歌のような気がしてきてしまいました(笑) ということで、今回は「六歌仙の暗号」です。 カバーの折り返しの歌は百人一首にも入っている有名な歌です。 わが庵は 都の巽 しかぞ住む 世をうぢ山と 人は言ふなり 喜撰法師 これが謎を解くかぎにもなるという・・・・ ところでこの話、最初は「七福神」が謎でした。 この大学が、祟と奈々の出身大学だったことと、「七福神の呪い」で死亡した兄を持つ斎藤貴子からの依頼で、祟と奈々が関わることになりました。その後大学で不審な死亡事件が・・・ やはりこのQEDシリーズは歴史ファンというよりも、呪術とか陰陽道とかの「闇の日本史」的なものが趣味な人が読まないとおもしろくないんじゃないかと思います。殺人事件が起こっても、その動機というものが、どうも昔の因習やら先祖代々の一族の話に関わってくる例が多いので、そういう摩訶不思議な理由というものをスムーズに読み進められるかに係ってくるような。 今回は特に、推理小説としてはいまいちな気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.24 12:57:39
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