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新潮新書。帯には「理屈はルックスに勝てない。日本人のための「非言語コミュニケーション」入門!」とあるのですが、このあおり文句、後半が正解。つまり、ルックスの話ではなくって、非言語コミュニケーションの重要性を述べた本・・・ということですね。 ここで、「見た目が9割」とあるのは、アメリカの心理学者の実験結果を受けてかかれています。 ○顔の表情 55% ○声の質(高低)、大きさ、テンポ 38% ○話す言葉の内容 7% と話す言葉の内容は7%にしか過ぎず、残りの93%は、顔の表情や声の質だといいます。タイトルの「見た目」はまだしも、帯の「ルックス」からは顔の美醜を連想しますが、表情や声の質ということは「ルックス」の範囲を超えると思います。 作者の竹内さんは、「さい ふうめい」のペンネームでマンガの原作を書いているということで、この本でもマンガのコマを例にとった説明を多くしています。 たとえば石ノ森章太郎さんの「龍神沼」を例にとって「間」について説明しています。この「龍神沼」は石森さんの「マンガ家入門」でも例に挙げられており、こういう紹介にはよく出てくるシーンです。もともとごく初期の短編で、少女クラブか何かに掲載された作品だそうで、絵は素朴な感じなのですが、ストーリーが気に入っています。昔、サン・コミックスで出ていました。 他にも、「スラムダンク」の桜木花道を例に、オーバーアクションの説明をしたりしていますが、なにしろ本なので文章で説明することになり、やはり「見た目」のイメージがわくかどうかで違ってくるかなあと思います。 「見た目」の文化ということでマンガをあげていますけれども、たしかにそうかもしれません。 【本日の言葉】 p19「あなたの言うことの意味は分かるけど、あなたに言われたくない」 ------------- 実はこの文書は別ブログ(ソネット)の方にアップしたものです。しかし最近ソネットのサーバーが混んでいることが多く、直接書き込もうとするとアップに失敗したあげく書いた文章も消えてしまうという悲惨さ。 なんやかんやで3回消えて、さすがにアップで消えてもいいようにエディタで書いたものをコピペしました。 ちょっと怒っているんで、こっちにもダブルポストしてしまいます。 こちらの楽天は主にライトノベルとマンガ、so-netはビジネス関係の雑誌や新書など小説以外がメインと考えて、so-netブログを初めてみたのですが、夜中にアップできないようじゃ使えないので、どうしようか検討中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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