|
カテゴリ:ライトノベルス
4月からNHK-BSでアニメ化される彩雲国物語シリーズの外伝2冊目。今回は「藍」です。本編は8冊刊行されていますので、これで一区切りの10冊目です。 話としては短編3編と超短編?1編。 「王都上陸 龍蓮台風」 TheBeansで掲載されたもの。紅秀麗たちが官吏になる前のこと。国試が終わり採点期間中の話です。本編では、1ヶ月もかかる試験の話は出てこなかったのですが、なんと某受験生のせいで、近年まれに見る事態に陥った・・・らしいです。「人と52度ちがう筋の通り方」な若君が楽しいです。現実に近くにいなければ・・・ 「初恋成就大奔走!」 秀麗たちが茶州に赴任してからの話。茶克洵と春姫の話。雑誌掲載時から大幅加筆です。 「心の友へ藍を込めて~龍蓮的州都の歩き方~」 書き下ろしです。茶州での騒動がすべて終わって、秀麗は最後にお世話になった人たちを招待して料理を作ってもてなそうと考えます。材料の買い出しをかねて、お弁当を持って出かけることになりました。案内役は藍龍蓮・・・当然ながら、まともじゃありません(^^;) 「夢は現に降りつもり」 7ページの超短編です。秀麗たちが茶州で必死に働いているころの国王、紫劉輝です。 やはり本編をここまで読んでからの後日談的な話です。今回はタイトルが「藍」なのですが、作者が後書きでかいているように「彩雲国物語 踊る茶々々」などというのが、雰囲気にあっていたんじゃないかと思います。 まあ前回の外伝が「紅」なので、「藍」なのはわかりますが、その場合は、藍家の方々もっと出てきて欲しいと思いました。特に当主の三つ子のお兄さん達。まだ謎です。 【本日の言葉】 p31「全然使えないだろアレ、どう見ても」(中略) 「人事を司る吏部尚書として言わせてもらえば、朝廷に彼の配属場所はない。独自の理論でしか動かないー利用できない紙一重に用はないね。必要なのは多数の秀才と、少数の『他人に理解できるなんちゃって天才』であって『真性の天才』はむしろ邪魔なだけだ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ライトノベルス] カテゴリの最新記事
|