|
カテゴリ:ライトノベルス
津守時生さんの「やさしい竜の殺し方」シリーズがビーンズ文庫に移って発売されました。最初は、角川スニーカーブックスで「やさしい竜の殺し方」「ゆがんだ竜の愛し方」「あぶない竜の選び方」の3巻で出たのですが、その後スニーカー文庫で「やさしい竜の殺し方」(1)~(5)と5冊になって発行。そして今回のビーンズ文庫版で3回目です。しかも1・2巻同時発売。 さらに数日前に、コミック版も発売しているという、何故いまさら??といった感じです。 しかも3ヶ月連続発売で、9月には3・4巻、そして10月には5・6巻・・・そう6巻目が新作になります。 この世界は、陽の人間界と陰の幻獣界が、背中合わせのように存在しているという。遙か昔、争いの絶えなかった人間と幻獣の間で不可侵の誓約が交わされ、二つの種族は永遠に別の世界に住むことになった。その時、全幻獣を総べる王は、深く愛していた人間の女王に己の剣を渡し、彼女の危機には自分が、その子孫の危機には自分の子孫が、必ず助けに行くと誓って別れた。そして、三度目の乱世が巡り来ようとしていた―。 この国は少し前まで47の小国に分かれていた。しかし各地の王家の争いにより、3大王国に集結されつつある。つまり藤京戸(トウキョウト)と逢坂譜(オオサカフ)と宮木圏(ミヤギケン)。 主人公のアーカンジェルは滅ぼされた加奈川王の庶子の一人で、元聖騎士の傭兵である美青年。 宮木王家が主催した武術大会で、傭兵仲間のドウマ(斧部門の優勝者)Iと出会い、宮木王家の依頼の幻獣退治に向かうことになる。同行者は他には、幻獣ハンターの少年ウランボルク、宮木王家の姫であり弓部門の優勝者であるクローディア、そしてクローディアの保護者的な武闘派僧侶のガイス。依頼内容は、福縞圏と新形圏の幻獣退治・・・ それにしても王国名が見事に都道府県なんですけど。1・2巻ではあまり出てこないのですが自分のいるところが周辺の強国に併合されていたりすると、ちょっと複雑な気持ちに(^^;) 本自体は最初のノベルス版で持っているし、ストーリーは分かっているのですが、それでも読み直すと引き込まれます。 【本日の言葉】 1巻 p211「アーカンジェルが美しいのは事実だが、おまえが醜いというのは事実ではない。おまえは、俺がおまえではなくアーカンジェルを選んだことを怒っているのか?それとも、俺がおまえを醜いと思っているという、勝手な思いこみによって怒っているのか?前者なら、それは俺の心の問題であって、おまえは異論を唱えることはできない。後者なら、おまの心の問題であって、俺を責めたところでなにも解決しない」 2巻 p217「君を信じている。だから、何も怖くないよ。一番大切なものがある限り、私はもう不幸にはならない。離れて生きていても、君を愛してる」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.10 00:38:30
コメント(0) | コメントを書く
[ライトノベルス] カテゴリの最新記事
|