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カテゴリ:ライトノベルス

英国妖異譚シリーズ1巻から15巻+スペシャル一気読みに走っておりました。
もともと講談社ホワイトハート大賞受賞作ということで、なんか気になってはいたのですが、手を付けず、つい読んでしまったら・・・案の定はまってしまいました。

舞台は現代イギリス。湖畔に建つ全寮制パブリックスクールが舞台。主人公のユーリ・フォーダムは日本人とイギリス人のハーフの霊感少年。フォーダム子爵の御曹司でもある。ユーリとユーリの守護者を自認するフランスの富豪で伯爵家の貴公子シモン・ド・ベルジュ、上級生でオカルト好きの”魔術師”コリン・アシュレイとともに、霊がらみの事件に引きずり込まれていく・・・・

最初はともかく、何冊か読んでいくと、これってルビー文庫の「タクミくんシリーズ」からBLの肉体的要素をカットしたような話だなあ、と思いました。
主人公のユーリは、「在らざるものが見える”東洋の真珠”」と説明されているけれども、まあ、ふつうの寮生(といっても貴族のご子息なんだけどね)。ユーリの「親友」のシモンは家柄はもちろん大富豪の息子で、庶民の常識を越えたお金の使い方をします。で、ユーリに対しては「親友」としての立場を守っているんだけれども、ちらちらとBL的な要素が出てきてしまう・・(ユーリは気がついていませんけどね)

最初は、まさにパブリックスクール内の霊廟が舞台。霊廟で一人の生徒が突然失踪し、もう一人の生徒にも怪異が・・・
いかにも英国らしく妖精やら中世の話やら、ファンタジー要素も。それに後の巻では、ユーリの母方の実家が京都の旧家で、どうやら陰陽師の系統であるようなので、妖精や精霊、それに八百万の神々までご登場・・・です。

【今日の言葉】
p158 君は少し睡眠をとる必要がある。精神のバランスを保つためのは食べて寝るのが一番だよ






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Last updated  2007.03.24 22:33:07
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