|
カテゴリ:小説
グイン外伝21巻目です。時代的には、外伝第1巻である「七人の魔道師」の後の話です。ということは、今本編での長いタイス編が終わって、ほかに何かごたごたしてからのちのこと。 とにかく無事にケイロニアに帰ってからのことです。 「七人の魔道師」のときは、グインの記憶喪失という設定はなかったのではないかと思いますが、今回は、そういったことも織り込み済み。 今回は、「七人の魔道師」出会って、グインの愛妾となったヴァルーサの出産を控えた時期、宮殿のグインにいろいろな妖魔が手を出してきます。 第1話 鮫が池 第2話 闇の女王 第3話 ユリディスの鏡 実はいままでグイン・サーガは、買うとすぐに一気読みすることが多かったのですが、これは短編集ということもあって、それほど「一気読み」するほどの勢いがつきませんでした。 というか、ぐいぐい引き寄せるものが少なかった・・・というか。 時代的には、一番後の時代ということで、マリニア姫は耳が不自由だけれども無事に育っているらしい・・とか、いろいろ興味深かったのですが、ストーリー自体はいまいちかな。 結局、ラスボス?が小物なので、相手にならないという感じかしら? 【今日の言葉】 p170 どうして、いったん過ぎてしまった時に戻れる?たとえそれが順序も何もばらばらに並んでいたとしたって、ひとつひとつは過ぎ去った時とその瞬間の記憶にほからならないのだからね。当然、二度とあともどりはできないよ。たゆたう時の流れはだが、一方では決してもとに戻らぬ時でもある お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[小説] カテゴリの最新記事
|