|
カテゴリ:ライトノベルス
「炎の蜃気楼」シリーズ番外編3編です。 本編は完結して3年たちましたが、雑誌コバルトに掲載されて文庫本未収録の短編2編とつい先日別冊コバルトに掲載された中編の3編です。 これで雑誌掲載分が文庫化した安心感とともに、もうこれ以上新しい話は出ないのだろうと思うとなんだか寂しい気がします。 ○「赤い鯨とびいどろ童子」 ここには高耶さんも、直江も実際には登場しません。嶺次郎を中心にした「赤鯨衆」の誕生にかかわる話です。こういう話があって赤鯨衆ができたんだなと思って四国編を読み返してみるとイメージが少し違うかなと思います。 ○「終わりを知らない遊戯のように」 これは逆に高耶さんと直江の二人しか出てきません。四国編の中の話です。伊達方の砦に襲撃をかけた高耶たちですが、しんがりを引き受けた高耶が山の斜面に転落し、助けにきた直江と共に村の中学校の体育館に身を隠して一夜を過ごすことになる・・・シーンです。 ○「拝啓、足摺岬にて」 こちらも四国が舞台なのですが、現実の高耶は出てきませんが、四国中にいる「今空海」である高耶の分身が出てきます。 交通事故で死んでしまった少女の死遍路、民谷美久とともに八十八箇所を回る話です。 【今日の言葉】 p180 予感がするのです。この四国の地は、あの方にとっていつか”還る地”になると お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ライトノベルス] カテゴリの最新記事
|