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カテゴリ:ライトノベルス

小学館ルルル文庫、第1回小学館ライトのベル大賞ルルル文庫部門佳作
帯の文句「姫君の『婿入り』に隠された真実とは!?」に興味を持って手に取りました。
もっとも「婿」の謎については、人物紹介およびカラー挿絵を見ると、たぶん・・・と想像ついちゃいますけど。
とにかく舞台は名前服装は中国を思わせる中華風ですが、名称が漢字というくらいで、これで固有名詞をカタカナにして服装を洋風にしたら、西洋風でもいけると思います。

主人公は新興国家珠国の王女、父親が前王朝を倒して国を建てたばっかりという突然「王女」になりましたという元気いっぱいな15歳、蓮祥(れんしょう)。
ある日父王から、伝統ある幡国の嫡子である幡流夏王女の「婿候補」として隣国に行くように言われます・・・・

まあ、しょっぱなから、何故???という設定なんですが、伏線が結構はっきりしているので、楽しく読んでいけました。

それにしても、この男装・・・性格が男らしい?のでストーリー上はなんとか持っていますけど、見てくれの描写やイラストを見る限り、ばればれだろ~~と思いますね。まあまだ成長期だから「子供」なんだといってとりあえずごまかせるかなといったたぐいで、そういったところも、登場人物にはあまりばれてないけど、読者にはばればれ。
そういう意味では、すでに結果が見えている歴史小説(特に水戸黄門とか)を読むのに感覚が似ているかもしれない。

【本日の言葉】
p232「私、欲しいものは自力で手に入れる主義なんだよね」





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Last updated  2007.10.06 22:49:17
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