|
カテゴリ:ライトノベルス
プリンセスハーツ(乙女の涙は最強の武器!の巻) 小学館ルルル文庫、プリンセスハーツシリーズ3巻目 いままでドラマCDが付録としてついた特装版があったのですが、今回はCD付きはなし、代わりと言ってはなんですが、カラー口絵付きです。 角川ビーンズ文庫で出ているパルメリアシリーズと同じ世界、でもちがう時代の話です。時に遠征王シリーズの主人公の祖父の時代の話です。遠征王シリーズで、主人公が何故母親から疎まれたか。父であるパルメリア王が何故パルメリア王家の血を引いていなかった理由はこの話にあります。ということは、遠征王シリーズを読んでからこちらを読むと、アジェンセン公国がこれからどうなって行くのか、読めてしまいますが。 主人公のジルはアジェンセン公国の大公妃。大公妃はパルメリア王国から輿入れしてきたメリルローズ王女・・・のはずだったが、パルメリア王国が送り込んできたのは王女そっくりの偽物だった。 幼いメリルローズ王女に出会い、ずっとあこがれていたアジェンセン大公ルシードは、彼女を偽物と見抜いたのですが、悪魔的に冴えた頭上でルシードを補佐するジルを、メリルローズとして扱います。 今回ジル公認の公認妾妃として宮廷にきた伯爵令嬢オルプリーヌ、彼女の登場とともに、陰謀も幕を開けます。 p241 「王の施政において、もっともやっかいなことは、有能な臣下への報償ではない。無能な輩の処遇であると私は思います。 彼らは特権を享受することに慣れきってしまっているので、自分たちがいかに無能であるかを自覚させようとしても、ただ楽なほうへ流れてしまう。自分たちに都合がいい答えをくれる誰かしか、必要としないのでやっかいな相手です。けれど、あなたの盤上にはその駒しかありません。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ライトノベルス] カテゴリの最新記事
|